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WRCラリージャパンの舞台(コース)を体感できる特別ツアー

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

  • 2024年はメルマガでの告知だけで定員に達するほど好評でしたが、今回も定員を上まわる申し込みがあり参加者は抽選で決めることになりました
  • しもやま観光大使の矢上綾乃さんが2024年から引き続きツアーに同行し、司会進行を担当
  • 勝田選手の今シーズン前半の戦いを振り返りつつ、自身の乗るラリーカー「GRヤリスRally2」はどのようなマシンなのかを解説
  • 全日本ラリー選手権9度のタイトルを獲得している勝田範彦選手は愛知県出身のラリー・ドライバー
  • 勝田範彦選手の父で、貴元選手の祖父である勝田照夫MASC代表も合流してサービスパーク見学の引率を担当
  • WRCのコースを巡りながら参加者の質問に直接答える時間も多く、ファンにとっては非常に楽しい時間となった
  • 2台のバスを乗り換えつつ、参加者全員でペースノートの確認をする勝田選手
  • 神社ンクション(Jin-junction)として世界中のラリーファンにおなじみとなった下山地区にある熊野神社
  • 2024年のラリージャパンSS21の三河湖SSのスタートポイントで記念撮影
  • BBQ会場となった山遊里には勝田選手が翌日デモンストレーションランに使用するラリーカーも展示されていた
  • ツアーの締めは勝田選手との食事を楽しみながら抽選会。今回はBBQとなったが、これは勝田選手のリクエストによるもの
  • 勝田選手への質問タイムもBBQの時間でも設けられた
  • 勝田選手が各テーブルをまわって料理を参加者に配ってくれるなどサービス満点
  • 豊田しもやまラリー開催の現場でのラリー講座とサービスパーク見学があり、実際にラリーの雰囲気も感じられる1日となった
  • 勝田選手が使用したペースノートのコピーが配られ、勝田選手がバスの動きに合わせてこれを読み上げる、という他では体験できない時間も

勝田範彦選手とラリーコースの名所を巡る

WRC(FIA世界ラリー選手権)ラリージャパンの開催地である愛知県豊田市。その東南部に位置する下山地区で、2025年5月25日(日)にJAF中部・近畿ラリー選手権 第1戦「豊田しもやまラリー」が行われました。このラリーの一部のコースは、ラリージャパンのSS(スペシャルステージ)として使用されているため、WRCファンにも注目される大会となりました。さらに、このラリーの前日、5月24日(土)には「ラリードライバー勝田範彦選手と巡るWRC三河湖SS名所ツアー」が開催されました。

ツアーはトークショーからスタート!ラリーの裏話からマシン見学も

今回のツアーのガイドを務めたのは、全日本ラリー選手権で9度のチャンピオンに輝いた勝田範彦選手です。勝田選手は、現在もLUCK with ROOKIE Racing Rally Teamから現役で参戦中。さらに、WRCに出場している勝田貴元選手の父としても知られています。

2024年に続くの開催となったこのツアーは、今回も定員40名がすぐに埋まる人気ぶりでした。

参加者たちは、2台のマイクロバスで「豊田市下山保健福祉センター まどいの丘」へと移動。ツアーは、勝田選手によるラリートークからスタートしました。

トークショーでは、今シーズンの戦いを振り返るエピソードやラリーの裏話が語られ、時に話題が脱線しながらも、終始笑顔の絶えない時間となりました。

また、「まどいの丘」の駐車場は翌日の「豊田しもやまラリー」のサービスパークにもなっており、トークショー後には勝田選手の父であり、「豊田しもやまラリー」を主催するM AUTO SPORTS CLUB代表・勝田照夫氏も加わり、実際にラリー車両を間近で見学することもできました。

ラリージャパンの実際のSSを体感!

続いて一行は、再びマイクロバスに乗ってWRCラリージャパン2024の最終ステージとして使用された「三河湖SS」のルートを巡りました。

車内では、ドライバーが事前の試走で作成する「ペースノート」のコピーも配布され、ノートを見ながら実際のコースを進むことで、ラリードライバーがどのように情報をもとに走行しているのかを体験できる貴重な機会となりました。

午後からはあいにくの雨模様となり、予定されていたコースウォークはキャンセルに。しかし、ラリージャパンの象徴的なスポットのひとつ、熊野神社では、傘をさしながら勝田選手と一緒に参拝・散策を楽しむ時間が用意されました。

ツアーの締めくくりは「手づくり工房 山遊里」でのバーベキュー。ラリーファンにとっては、勝田選手と間近に交流できる夢のような時間となりました。食事をしながら直接質問を投げかけたり、記念写真を撮ったりと、参加者それぞれが思い思いのひとときを過ごしました。

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  • 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)
  • 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)
  • 1969年生まれ。美術大学で日本画を学んだ後に、編集プロダクション数社を経てフリーランスライター&フォトグラファーに。編集者時代にかかわってきたモータースポーツ取材を続け、現在も2輪4輪問わず国内外のサーキットやラリーシーンを取材している。日本モータースポーツ記者会会員。
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