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不人気5代目がホンダ「プレリュード」歴代中古車最高値!中古クーペ相場高騰時代にデートカー世代は絶滅寸前

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TEXT: 萩原文博(HAGIHARA Fumihiro)  PHOTO: HONDA

【4代目】アイルトン・セナがCMに登場した流麗ボディは絶滅危惧種!?

筆者もかつて所有していた4代目プレリュードは1991年9月~1996年10月で販売。このモデルからは3ナンバーサイズのボディとなり全幅は+70mmの1765mm。全長は−80mmの4440mmとワイド&ショートの台形フォルムが特徴だ。

ヘッドライトは、リトラクタブルヘッドライトを廃止し、精悍さを引き立たせる個性的なツインリフレクターヘッドライトを採用。ボディはフラッシュサーフェス化を徹底し、高品位なフォルムを生み出している。

インテリア特徴といえばインストルメントパネルだ。サイドに回り込むラップラウンド形状とワイドに広がるバイザーレスタイプのメーターパネルの採用により、前席2人が同じ視界を共有できる未来感溢れるデザインを採用している。

搭載するエンジンは最高出力200psを発生する2.2L直4VTECと160psを発生する2.2L直4の2種類。組み合わされるトランスミションは5速MTと新設計の4速ATの2種類。さらに新開発の電子制御式電動式4輪操舵システム、ハイパー4WS装着車を設定していた。現在、4代目プレリュードの中古車は1台しか流通しておらず、中古車価格は約175万円。歴代プレリュードのなかでもっとも絶滅の危機に瀕している。

【5代目】新車当時の不人気モデルが今や高嶺の花に

1996年11月~2001年6月に販売された5代目プレリュードは、スポーティさを強調した先代モデルからスペシャリティクーペへと原点回帰したモデルだ。外観デザインは、光と陰により美しく映えるダイナミックでソリッドなノッチバッククーペスタイル。大光量のフリーフォームリフレクタヘッドライトを採用した個性的なフロントマスクが特徴だ。

室内空間は先代モデル比べて、ヘッドクリアランスを+35mm高めるなど2+2クーペとして必要十分な空間を確保している。搭載しているエンジンは先代から継承した2.2L直4VTECだが、タイプSには吸気抵抗の低減をはじめとした高出力化技術により最高出力220psを実現し、2次バランサー搭載エンジンとして初のリッター当たり100psを超えた。

このタイプSには、左右の駆動力を旋回時の状態に応じて外輪側へ多く配分しスーパーニュートラルステアフィールを実現したATTS(アクティブ・トルク・トランスファーシステム)を採用しているのが特徴だ。
現在、5代目プレリュードの中古車は約16台流通しており、歴代プレリュードの中では最も豊富となっている。中古車相場は約59万~398万円と新車時価格を超えるプレミアム価格の中古車も数多くなっている。

5代目プレリュードの新車販売時は、若者のクーペブームは去り、どちらかと言えば不人気車となっていた。私の友人も10年前に100万円以下で中古車を購入してつい、最近まで乗っていた。しかし、現在では100万円以下の中古車はわずか1台しかない。新型が登場してもすでに24年前のクルマなので今後はさらに高値となるはずだ。かつてのプレリュードを愛した人たちにとって遠くなった若き時代のクルマは、手が届かないヤングタイマーになりつつある。

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