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パートナーとのパン屋巡りを快適するために生まれた「アゲ系」NDロードスター

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TEXT: 犬塚直樹(INUZUKA Naoki)  PHOTO: 犬塚直樹(INUZUKA Naoki)

  • マツダ ロードスター:車高が上がってある程度のスタイルができてきた時に、奥さまが「サワガニ」に似ている言われてしまったのが蟹キャラの始まりとなった
  • マツダ ロードスター:運転席上部にあるディスプレーカメラはFバンパー中央下と、左サイドミラー下向きのカメラ映像がそれぞれ見られるので、オフロード走行などに死角無くしの道具として必須となっている
  • マツダ ロードスター:ベースは2015年式のND型ロードスター。ボディカラーは、ソウルレッドプレミアムメタリック
  • マツダ ロードスター:シートはRECARO SR-7とSR-7F
  • マツダ ロードスター:オーナーのオフロードスター弍號さん的には「レッドデビルクラブ」という蟹をモチーフとしている
  • マツダ ロードスター:First Molding製フルカーボンスーパーボンネットを装着。エンジンルームにCUSCO製タワーバーを前後に装着
  • マツダ ロードスター:ステアリングにMOMO FULL SPEED REDをチョイス。フロアマットはI.L MOTOR SPORT
  • マツダ ロードスター:First Molding製フルカーボンスーパーボンネットを装着
  • マツダ ロードスター:シフトノブ及びサイドブレーキレバーをNOS製で揃える
  • マツダ ロードスター:TOK製ワンオフヘッドライト。レクサスNX用のレフレクターレンズ部を流用している
  • マツダ ロードスター:MiyataRacing製グリル、縞板鋼板のバンパー、冷却用に窓を2カ所にしているフロントアンダーガード。いずれも機能重視のワンオフもの
  • マツダ ロードスター:ホイールは、LENSO ProjjectD 90B version2。前後共に15x7J +33で、装着するタイヤは、YOKOHAMA GEOLANDAR M/T G003。前後とも195:80R15でスペーサーは、前後ともDurax 50mm
  • マツダ ロードスター:スタック用の脱出ボードを積むオリジナルのトランクキャリア
  • マツダ ロードスター:RTMS製パイプフェンダーはすべて手作り
  • マツダ ロードスター:サイドシルを覆う縞板鋼板のガード
  • マツダ ロードスター:RTMS製パイプフェンダー1カ所1箇所すべて手作り
  • マツダ ロードスター:テールレンズはTOK製レンズレス78works改
  • マツダ ロードスター:柿本改Class KRマフラーやリヤホースメントからのヒッチ追加など、様々な装備がオフ走行時に役立つ
  • マツダ ロードスター:RTMS製パイプフェンダーはすべて手作り
  • マツダ ロードスター:バンパーカットによりリヤからマフラー太鼓が丸見えになるので、オリジナルの太鼓隠しを作成
  • マツダ ロードスター:ロールゲージが横転時に乗員を守る
  • マツダ ロードスター:巻き込み風防止のボード
  • マツダ ロードスター:足まわりはテインとMAQSの組み合わせ。ブレーキホースとパッドはACRE。ローターはDIXCELを使用している

オフロードを余裕で走れるNDロードスター

世界的にも珍しい“オフロード仕様”のマツダ ND型「ロードスター」をご存じでしょうか。オーナーは「OFF ROADSTER弐號」さん。パートナーとのパン屋さん巡りをきっかけに2018年にロードスターを購入しましたが、路面の段差に悩まされるうち、仲間の勧めで車高を上げる大胆な方向へ。フェンダー&バンパーカットやワンオフのパイプフェンダーを備え、ついには林道やダートもこなす唯一無二のマシンへと進化。2025年10月12日開催の「第2回なんでその車あげちゃったんですか? ミーティング」で、さらなる進化形を披露する予定です。

ローダウン仕様のロードスターでは苦労ばかりだったパン屋巡り

オーナーの「OFF ROADSTER弐號(以下、弐號)」さんは、以前所有していたトヨタ「MR-S」からの乗り換え候補として、ロードスターとダイハツ「コペン」の2台を挙げていた。峠やサーキットでの走りを楽しめるコンパクトなオープン2シーターという点で、どちらも選定理由に合致していた。

結果的には、予算内に収まる中古のND型ロードスターが見つかったため2018年に購入。パートナーとの共通の趣味であるパン屋さん巡りを楽しんでいた。パートナーも運転する予定だったが、走りを意識したローダウン仕様のため、パン屋の駐車場にある段差に苦労することがしばしばあった。

ところが、とあるイベントでNB型ロードスターをリフトアップカスタムしている「オフロードスター壱號(以下、壱號)」さんと知り合う。弐號さんが企画したオフ会に壱號さんが参加したのをきっかけに親交を深め、購入翌年の2019年には一緒にオフロード走行に2度も出かけたという。

理想のカタチを追求してバンパーをDIYで自前のジグゾーでカットした

パン屋の段差に苦労する弐號さんを見て、壱號さんや周囲の人々に

「車高を上げると、どのパン屋さんにも楽に入れるよ」

と後押しされた。パートナーには車高を上げるための口実として

「パン屋さん巡りが快適になる」

と説明し、何とか承諾を貰った。こうしてローダウンからリフトアップスタイルへの道を進むことになったのだ。

車高が上がったロードスターで、3度目のオフロード走行に挑んだ。これを機に、オフロード走行への探求がさらに深まり、オフロード対策のカスタムパーツを次々と追加していった。

最近の大きなカスタムは、大径タイヤを装着するためのフェンダーとバンパーカット、そして特注のパイプフェンダーだ。当初のバンパーカットは、弐號さんのイメージに合わせるため、カスタム業者の指示で手持ちのジグソーを使ってDIY。純正バンパーとはいえ、決して安くはないパーツを切断する際は手が震えたそうだ。

もちろん、その後の仕上げはプロショップが担当し、ワンオフのパイプフェンダーがスパルタンな雰囲気を一層引き立てている。今後は、ワンオフのバンパーガードを製作する予定だ。ちなみに仕上がったクルマは、2025年10月12日に豊田で開催予定のイベント「第2回なんでその車あげちゃったんですか?ミーティング」で初披露するから、気になる人は是非足を運んでほしい。

オフロードを走るロードスターの進化は、まだまだ止まりそうにない。

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