オークションで購入したドリフト・スペックのS15シルビア
2024年11月に開催された「JDM Collectible Auction」で、ドリフト仕様の日産S15型「シルビア」を落札したのは“すけぽんさん”。2000年式「シルビア オーテックバージョン」をベースに、D1ストリートリーガル参戦のため作り込まれています。400psを発生するSR20改ターボエンジンを搭載し、走る・曲がる・止まるを高次元で実現。公道もサーキットも楽しむその姿に、クルマを「使う」「育てる」喜びが詰まっています。
オーテック仕様のSR20エンジンをターボ化して400ps仕様に
「エンジンはSR20型2L直4のオーテックバージョン仕様(NAで200ps)ですが、排気量を2.1Lにしてターボをくっつけているみたいですね。一応パワーチェック表みたいなのも付いてきて、それでは400psになっていました。ボディのベースはスペックS。ワイド化して、ランボルギーニのメタリック・オレンジという色に塗っているらしいです」
内装も造り込まれており、2名乗車登録となっている。元々のベース車両は24万kmの車両であるため、スポット増しやパネル補強をしてロールバーを組み、イチから作ったという感じだ。
エアコンレスのスパルタ仕様!公道では“やる気”を抑えるのが大変
10年ほど寝かせてあった車両のため、ナンバー取得には多少の苦労はあった。しかし、今回の筑波サーキットの走行会にも自走で参加するなど公道でも運転している。
「乗っていて楽しいです。速いし、曲がるし、止まるし。クルマも軽いですしね。サーキットはA PITさんの筑波2000走行会でデビューして、今回で2回目ですね。私には手に余るスペックです。あとはジムカーナとかもちょっとやったりします。ジムカーナドリフトみたいな、サイドブレーキをひいて、すごい低い速度域ですけど。でも街乗りは結構ヘビーですね。エアコンがないので。ミッションがかなりクロスしているんですよ、だから最高速は全然でなくて、高速巡航がつらいですね。あとはやる気になっちゃうんで、それを抑えるのが大変ですね」
自分の乗り方に合わせてセットアップを進めたい
クルマを手に入れた後、自身では油脂類交換とブレーキパッド(HKS)を変更した程度という“すけぽんさん”。しかし、クラッチが滑り気味なのでその対策を考えている。そのほかにも自分好みに仕上げたい部分があるそうだ。
「自分で造り込むという部分はないんですが、元々ドリフト用なのでブレーキのリアの方が強いんですよ。なのでフロントのローターを、ちょっとデカくしたいですね。その他はちょっとシートがくたびれてきているんで、シートを交換したいぐらいです」























































