プレミアムコンパクトA3のスポーツパフォーマンスが格段に向上
アウディ ジャパンは、プレミアムコンパクトハッチバックおよびセダンの「Audi A3 Sportback」「Audi A3 Sedan」に、待望の四輪駆動モデル「40 TFSI quattro」を新たに設定しました。標準モデルながら2Lターボエンジンを搭載し、安全装備も強化され、日常からスポーツ走行まで対応する万能モデルにアップデートしています。
204ps/320Nm発揮の2Lエンジンと7速Sトロニックを搭載
「A3」シリーズはコンパクトながらも、上質でスポーティなデザインと最新デジタル技術を融合させたモデルとして長年高い人気を誇る。その第4世代モデルは昨年12月にアップデートされたが、今回のモデル追加で、より幅広い層がアウディの象徴的技術のquattroを体験できるようになった。
新たに設定された「40 TFSI quattro」は、これまでの30 TFSIよりパワフルな2L直列4気筒DOHCガソリンターボエンジンを搭載し、最高出力204ps、最大トルク320Nmを発生。これに7速Sトロニックトランスミッションと電子制御式油圧多板クラッチによる4WDシステムを組み合わせることで、前後のトルク配分を最適化し、路面状況に応じた高いトラクション性能とコーナリング時の安定性を実現している。アウディ特有の安定した加速とスポーティなコーナリングを、日常のドライブでも楽しめる点が最大の特徴だ。
ラインアップはadvancedとS lineの2グレードをSportback/Sedanそれぞれに設定。車両価格はA3 Sportback 40 TFSI quattro advanced:541万円、A3 Sportback 40 TFSI quattro S line:580万円、A3 Sedan 40 TFSI quattro advanced:560万円、A3 Sedan 40 TFSI quattro S line:599万円だ。
また、今回のモデルからオプションのパークアシスト機能がアップデートされ、これまでのステアリング支援に加え、加速・ブレーキ・ギヤ操作までを自動制御可能となった。障害物検知時には自動ブレーキが作動し、危険回避をサポートする。さらに、30 TFSIモデルに標準化された最新の運転支援機能群のフロントクロストラフィックアシスト、スワーブアシスト、ターンアシストなどは40 TFSI quattroにも標準装備される。
アウディは従来S3やRS3といった高性能モデルに装備していたquattroシステムを、より一般的なA3シリーズに展開することで、さらなる顧客拡大を目指す。

【AMWノミカタ】
アウディの四輪駆動の歴史は1980年に登場したアウディ・クアトロまで遡る。乗用車にフルタイム四輪駆動を採用した画期的モデルだった。トラクション性能や、高速走行、スポーツ走行での安定性が格段に向上し、quattro は実用的な四輪駆動のイメージをスポーツ性能の象徴に変換したのだ。
最新のquattroは電子制御式油圧多板クラッチにより前後のトルク配分を状況に応じて自由に変化させることができる。四輪駆動車というと雪道などの過酷な環境での利点を思い浮かべがちだが、四輪が駆動することで車体は安定し、また前輪の駆動力負荷を減らすことで、タイヤをより曲げる方向にグリップ力を使うことができることからも、日常の急な路面変化やカーブが連続するコーナーなどでもquattroの恩恵を感じられるはずだ。FFモデルの30 TFSIに比べてquattroモデルは100数十万円高くはなるが、より大きな安心と+500ccのパワフルなエンジンで楽しさを手に入れられるのではないだろか。




































