一充電航続走行575kmのRWDモデルが495万円に値下げ!
BYD Auto Japanが電気自動車のe-スポーツセダン「SEAL( シール)」の装備と機能を一部アップデートし、BYD正規ディーラーで販売開始しました。AWDには新開発の電子制御式サスペンション「DiSus-C」を初採用し、乗り心地と操縦安定性を両立。快適装備も充実し、日常使いから長距離走行まで快適にこなすモデルへと進化しています。
滑らかでコーナリングの安定性を実現する電子制御式サス導入
SEALは2024年の日本導入以来、BYDの先進的なEV技術を結集したスポーツセダンとして高い評価を得てきた。ブレードバッテリーを車体構造の一部として組み込む独自技術のCTB(Cell to Body)構造により、高剛性と安全性を実現。欧州の新車安全評価のEuro NCAPでは5つ星を獲得し、安全性能の高さが証明されている。また、BYD独自のLFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーを採用することで、耐久性と信頼性も兼ね備えている。
今回のアップデートでは、とくに走行性能の強化が大きなポイントだ。これまでAWD専用だった機械式油圧可変ダンパーをRWDにも標準装備し、走行時の安定感と応答性を向上。さらにAWDモデルには、新開発の電子制御式サスペンションDiSus-C(ディーサス・シー)を初採用。DiSus-Cは減衰力を電子的に緻密に制御することで、路面状況に応じた最適な乗り味を提供し、滑らかさとコーナリング時の安定性を高い次元で両立させている。
外観面では19インチの新デザインアルミホイールを採用し、AWDモデルにはレッドブレーキキャリパーを装備。スポーティさと高級感を両立させるデザインに仕上げられている。リアエンブレムもBYD SEALからSEALへと変更。ボディカラーはアトランティスグレー、シャークグレー、オーロラホワイト、コスモスブラックの4色を設定し、従来のアークティックブルーは廃止された。
スマホとの連携性を高めて操作性も向上
インテリアでは、解放感のあるガラスルーフに電動サンシェードを全車標準装備。運転席にはサングラスケースが新たに追加され、細部の使い勝手にも配慮している。エアコンの冷却性能と静粛性も改善され、空気清浄機能も強化。EVらしい静粛で快適な室内空間をさらに向上した。
利便性を向上させる最新装備として、ワイヤレスCarPlay®やデジタルNFCキーを新採用。スマートフォンとの連携性が向上し、クルマの操作性や利便性が格段に向上した。また、家庭や建物へ電力を供給するV2H(Vehicle to Home)機能のエネルギー効率も高められ多用途性を拡張している。
総電力量82.56kWhのバッテリーを搭載し、RWDモデルで640km、AWDモデルで575kmの一充電走行距離(WLTCモード)を実現。実用性とロングレンジ性能を兼ね備え、都市部から長距離ドライブまで幅広いシーンに対応する。
新価格は後輪駆動(RWD)モデルが495万円、四輪駆動(AWD)モデルが572万円とし、とくにRWDモデルは500万円を切る戦略的な価格設定となった。

【AMWノミカタ】
SEALのアップデートの最大の目玉はAWDモデルに新開発の電子制御式サスペンションDiSus-C(ディーサス・シー)を初採用したことだ。BYDのDisusシリーズは車高調整・乗り心地を重視した電子制御エアサスペンションDisus-A、スポーツ走行を得意とする油圧アクティブサスペンションのDisus-Pと、初導入された快適性と安定性のバランスを重視したDisus-Cをラインアップする。
いずれもサスペンション単体を制御するのではなく、サスペンション、ステアリング、ブレーキ、駆動モーターを含む複数の制御系を一元的にコントロールする独自の統合型車体制御システムの中に組み込まれているのが特徴。とくにDisus-Cは路面の突き上げを抑え、スポーツ走行でのロールの最小化、より自然で安定した挙動、そしてEV特有の重量と静粛性を活かした上質な走行を実現している。














































