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【近藤真彦監督トークショー】蘇る「マッチのマーチ」!日産自動車大学の学生が40年前の個体をフルレストア

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TEXT: AMW  PHOTO: 米澤 徹(YONEZAWA Toru)

  • 日産トークショー・近藤真彦氏
  • 日産トークショー・近藤真彦氏
  • 日産トークショー・近藤真彦氏
  • 日産トークショー・近藤真彦氏
  • 日産マーチ
  • 日産トークショー・近藤真彦氏
  • センターキャップのロゴも作り直した。「MARCH」ではなく「MATCH」と遊び心も
  • 日産トークショー・近藤真彦氏
  • 日産トークショー・近藤真彦氏:スマホで熱心に撮影をするファンたち
  • 日産トークショー・近藤真彦氏
  • 日産マーチ:ボディ下まわりまで塗装を再度施し、さらに特殊コーティングも施工
  • 日産トークショー・近藤真彦氏
  • 「MARCH」ではなく「MATCH」と遊び心も。テールランプなどは磨いて修復したが、ステッカーは作り直した
  • 無鉛ステッカーは当時物。レプリカを使いたくなかったので、剥がさなかった
  • 日産トークショー・近藤真彦氏
  • 日産マーチ:サイドのデカールも作り直した
  • 日産トークショー・近藤真彦氏
  • 日産マーチ:ミッションを乗せ換えATからMTへ
  • 日産マーチ:ミッションを乗せ換えATからMTへ
  • 日産トークショー・近藤真彦氏
  • 日産マーチ
  • 日産マーチ:ハーネス類は引き直し、ホース類も可能な限り交換。エンジンはピカピカに仕上がっている
  • 日産マーチ:オルタネーターは、新車当時の風合いに近づけるためにカタログを見ながら色合わせした
  • 日産マーチ:ハーネス類は引き直し、ホース類も可能な限り交換。エンジンはピカピカに仕上がっている。ボンネットは運転席側から開く
  • 日産マーチ:純正インテリアを磨いたり掃除したりして、きれいに仕上げた
  • 日産マーチ:赤いボディの個体はAT車だったため、ペダルも移植した
  • 日産トークショー・近藤真彦氏
  • 日産トークショー・近藤真彦氏
  • 日産マーチ:白いMT者からミッションを移植。シフトレバーも純正だ
  • 日産マーチ:白いMT者からミッションを移植。シフトレバーも純正だ
  • 日産トークショー・近藤真彦氏
  • 日産マーチ:デカール類は劣化していたため作り直し。あえてMATCHとしている遊び心
  • センターキャップのロゴも作り直した。「MARCH」ではなく「MATCH」と遊び心も
  • 日産ヘリテージコレクションで展示されているマーチスーパーシルエット
  • 日産ヘリテージコレクションで展示されているマーチスーパーシルエット
  • 日産マーチ
  • 日産トークショー・近藤真彦氏

近藤監督自らが探し出した赤い初代マーチ!学生たちがフルレストア

千葉県幕張メッセで開催された東京オートサロン2025の日産ブースで、タレントでありKONDO RACINGの監督でもある近藤真彦氏がトークショーを行いました。その内容は「マッチのマーチがあなたの街にリターンマッチ」プロジェクトのお披露目です。このプロジェクトは、日産の初代マーチのCMに出演した近藤真彦氏が、その当時のマーチを見つけ、日産自動車大学校の学生たちの手によってレストアすることでした。トークショーの様子も含め、プロジェクトについて解説します。

東京オートサロン2025の日産ブースに近藤真彦ファンが大集結

日産ブースで行なわれたトークショー「マッチのマーチがあなたの街にリターンマッチ」は、東京オートサロン初日の1月9日の14時すぎにスタートした。この日は午後から一般公開となったのだが、トークショーが始まる前には近藤真彦氏のファンらしき女性たちが日産ブースに集まっていた。

しかも、レストアを担当した学生たちに対して

「(近藤)監督のクルマを触るのは緊張しなかった?」

と質問しているその様子からも熱狂的なファンと感じさせるひとコマも。トークショーが始まるころにはファンの皆さまは最前列に。スマホを構え報道陣以上に写真やビデオで熱心に撮影をしたのが印象的だった。

日産のCMに出演させてもらえる重要さを理解してなかった

初代マーチが登場したのは1982年。ご存知のとおり近藤真彦氏のもとにCM出演のオファーが入った。しかし、10代後半の近藤氏にとって興味があるのはスポーツカー。コンパクトカーのマーチのCM出演にはちょっと抵抗があったそうだ。

「当時は、自動車メーカーのCMに出演できることの重大さを理解していなかった」と近藤氏。

そもそも「マッチのマーチがあなたの街にリターンマッチ」プロジェクトは、近藤氏が、自身がCMに出演した初代マーチを探し出したことから始まった。ちなみにCMで使用したのは赤いボディ。ようやく赤いマーチが見つかったのだが、AT車だったのだ。

「初代マーチの中古車自体、探し始めて”本当に存在するか?”と疑問でした。やはり当時はMTですよね。赤いマーチはATでしたが、MTの白いマーチも見つかったので大人買いしてしまいました」と近藤氏。

レストア・プロジェクトが立ち上がり、そこで名乗りをあげたのがKONDO RACINGのメカとして参加している日産自動車大学校だったのだ。結果的に、全国5箇所にある大学校ごとに修理する箇所を担当分けした。

当然のことだが40年前のクルマ。新品パーツはほとんど存在しないだけではなく、レストア作業をするためにパーツを取り外すだけでも経年劣化で破損してしまう可能性もあった。白いマーチからマニュアルミッションをATの赤いマーチに移植するなど、学生たちは山積する難作業に立ち向かったのである。最終的には、内外装は装着されていたパーツを活かしつつリフレッシュされ、ボディは当時の色で全塗装。さらに高級車に使うコートをボディだけでなくアンダーフロアにも施しているのだ。

なぜ白のMT車から赤いAT車にミッション乗せ換えを行ったのか?

ここで疑問だったのが、全塗装するならMTの白いマーチを赤にしても良かったのではなかったのか?

「エアコンユニットとか外すと壊れてしまうパーツがあったんです」と日産大学校の学生さんは言う。

つまり、エンジンルームなどボディ内側まで塗装するには、パーツをすべて外さなければならない。しかし、外すときに壊れてしまうリスクがある。結果的に、装着している各パーツを極力外さずにきれいに仕上げられるのが赤いボディのほうと判断され、白いマーチをマニュアルミッションをATの赤いマーチに移植することになったそうだ。

このようにたくさんの行程を経て、世界でイチバン高価なマーチとして蘇った。

ちなみに近藤真彦氏は、初代マーチのCMをきっかけにモータースポーツの世界へと足を踏み入れたのだが、初参戦のマシンはパルサーだった。マーチスーパーシルエットは、練習用として使用されていたそうだ。

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