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ミニ クーパーMk-IIは英国オークションのほうが日本で買うよりお得!? 落札価格はまさかの362万円

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TEXT: 武田公実(TAKEDA Hiromi)  PHOTO: iconicauctioneers

母国イギリスで4人のオーナーを渡り歩いたオースティン ミニ クーパーMk-II

「The Iconic Sale at the NEC Classic Motor Show 2025」オークションに出品されたオースティン・ミニ・クーパーは、998ccエンジンを搭載した右ハンドル仕様のMk-IIクーパー。今回のオークション出品者でもある現オーナーが過去11年間にわたり所有している。

1968年5月23日に初登録されたこの個体は、「アイランドブルー」のボディに「オールドイングリッシュホワイト」のトップが組み合わされ、オリジナルのダンロップ製アルミホイールが新品のタイヤに組み合わされている。

ビニール生地のインテリアは、外装カラーに合わせた純正の「パウダーブルー」と「ゴールドブロケード」のコンビで張り替えられ、同じくパウダーブルーのカーペットも非常に美しい状態。実用性アップのためクーパーS用のリクライニング式シートに換装されているほか、リアシート下に配置される、とてもレアな専用ピクニックバスケットがオプション装備されている。

このミニ クーパーは歴代4人のオーナーに愛され、その来歴を辿ることができる優れたドキュメントファイルにくわえて、古い時代のタックスディスク(ウインドスクリーンに貼る丸形の納税証明ステッカー)や同じく過去のMoT車検証(英国の継続車検制度)、そして2026年9月10日まで有効な現在のMoT車検証が付属している。

2003年には大規模なレストアが行われ、それ以来の走行距離はごくわずか。ギヤボックスは1500マイル(約2400km)ほど前にフルリビルドされたばかりである。また、特別に施されたアップグレードとして、近年になって取り付けられたクーパーS用フロントディスクとキャリパー、ブレーキサーボ、タコメーターなどが列記されている。

アイコニック・オークショネア社では、このミニ・クーパーMk-IIについて

「クラシックな外観、賢明なアップグレード、そして全体的に優れたコンディションを誇る、魅力的な第二世代のクーパーです。ご興味のある方は、ぜひNECまでお越しいただき、このクルマをご覧になることをお勧めいたします」

と、自社の公式オークションカタログ内でコンディションの良さを高らかに誇示しつつ、1万8000ポンドから2万2000ポンド(邦貨換算約363万円〜444万円)という、ひと頃の国際クラシックカー市場における当モデルの相場から比較すると、少々控えめにも映るエスティメート(推定落札価格)を設定していた。

ところがオークション当日、バーミンガムNECのホール2で行われた競売では、いまいちビッド(入札)の伸びが鈍かったようで、終わってみればエスティメート下限に少しだけ届かない1万7438英ポンド。つまり、現在のレートで日本円換算すると約362万円という、日本で同じモデルを購入するよりも明らかにリーズナブルな価格で落札されることになった。

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  • 武田公実(TAKEDA Hiromi)
  • 武田公実(TAKEDA Hiromi)
  • 1967年生まれ。かつてロールス・ロイス/ベントレー、フェラーリの日本総代理店だったコーンズ&カンパニー・リミテッド(現コーンズ・モーターズ)で営業・広報を務めたのちイタリアに渡る。帰国後は旧ブガッティ社日本事務所、都内のクラシックカー専門店などでの勤務を経て、2001年以降は自動車ライターおよび翻訳者として活動中。また「東京コンクール・デレガンス」「浅間ヒルクライム」などの自動車イベントでも立ち上げの段階から関与したほか、自動車博物館「ワクイミュージアム(埼玉県加須市)」では2008年の開館からキュレーションを担当している。
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