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ルノー「カングー」に待望の7人乗りロング仕様が登場!ローンチモデルの特別仕様車「クルール」として日本導入

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TEXT: 武田公実(TAKEDA Hiromi)  PHOTO: 武田公実(TAKEDA Hiromi)

カングーファミリーの真打ちになりそうなロングボディ

7人乗りのグランカングーに搭載されるエンジンは、5人乗りカングーのガソリン仕様やルーテシアなどと共通の1.3L直列4気筒ガソリン直噴ターボ。131psのパワーと240Nmのトルクを発生する。

グランカングーは、カングーと基本を共有しつつも、ホイールベースは390mm延長した3100mm、全長は420mm延長した4910mmという雄大なサイズを誇る。スライドドアより後方は完全な新規開発だという。スライドドアの開口部はカングーに比べて180mm広い830mmとされ、乗降性や荷物の出し入れが大幅に容易になった。また、電動開閉機構こそ備えないが、閉める際の力を約7kgに設定するなど、力の弱い人でも扱いやすいよう配慮されている。

2列目(3人分)と3列目(2人分)は全席独立シートとなり、130mmのシートスライドに加え、折りたたみや跳ね上げ、取り外しも可能だ。シートを完全に取り外せば、ラゲッジ容積は最大3050Lに達する。シートアレンジのバリエーションは1024通り(うち走行中に設定可能なアレンジは243とおり)という。ただし、2・3列目の背もたれは安全性と快適性を考慮し、リクライニング機能なしの25度固定とされている。

ところで、グランカングーの導入に時間を要した理由について、プレゼンテーションでは「2023年の“カングージャンボリー”でハッチバックタイプをお披露目して以来、長らくお待たせしました。その理由はひとえに、日本向けにダブルバックドアの開発を行っていたからです」と語られた。

新型カングーでも、リアゲートには日本における同車の象徴である観音開きの「ダブルバックドア」を採用した。これは歴代モデルが築いた個性を体現するスタイルであると同時に、開閉スペースを最小限に抑えられるという実用的な選択でもある。実際、全長が長いライバル車と比較しても、ドアを開けた状態でグランカングーのほうが短く済むという。

ボディカラー「ベージュ・サハラ」を纏ったグランカングー クルールは、2月5日より全国のルノー販売網でリリースされる。価格は459万円。あらゆる面において、このグランカングーこそが3代目カングーの「真打ち」になると予感させるデビューであった。

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  • 武田公実(TAKEDA Hiromi)
  • 武田公実(TAKEDA Hiromi)
  • 1967年生まれ。かつてロールス・ロイス/ベントレー、フェラーリの日本総代理店だったコーンズ&カンパニー・リミテッド(現コーンズ・モーターズ)で営業・広報を務めたのちイタリアに渡る。帰国後は旧ブガッティ社日本事務所、都内のクラシックカー専門店などでの勤務を経て、2001年以降は自動車ライターおよび翻訳者として活動中。また「東京コンクール・デレガンス」「浅間ヒルクライム」などの自動車イベントでも立ち上げの段階から関与したほか、自動車博物館「ワクイミュージアム(埼玉県加須市)」では2008年の開館からキュレーションを担当している。
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