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47年間ワンオーナーで走行3万km台のトヨタ「カリーナ」が英国オークションに登場

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TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: iconicauctioneers

走行距離はわずか2万2697マイル(約3万6500km)という奇跡の個体

出品車両は日本から輸出された個体ではなく、UK仕様として1978年に新車登録された1台。グレードはツインカムエンジンを搭載するGTグレードではなく、1.6LのOHVエンジンを搭載するベーシックモデルだ。しかし、この個体が注目を集めた理由は別にある。1人のオーナーが、じつに47年間にわたって大切に所有してきた奇跡のサバイバー(未再生の生き残り)であることだ。ボディは新車のような光沢を保っており、タイヤは1978年当時のオリジナル品。走行距離も2万2697マイル(約3万6500km)と極めて少なく、まるで現役時代からタイムスリップしてきたかのようなコンディションを誇る。

トヨタのサービスブックには3つのディーラーのスタンプが残され、最後のMOT(イギリスの車検)の記録は2448マイル(約3900km)であることから、使用頻度は非常に少なく、長期間にわたり車庫で保管されていたことがうかがえる。

そのため、オークション出品に際して、安全に公道走行できるようにブレーキシステムの分解・清掃とラジエータのリフレッシュ、ゴムホース類やバッテリーの交換などのメンテナンスが施された。

歴史的な価値はあるがコレクションとしての価値は「?」マーク

アイコニックオークショネアズは、47年前のファミリーセダンが、フルオリジナルのままミントコンディション(極上状態)をキープしている例は非常に稀であり、自動車史を後世に残す観点から非常に価値ある存在であると判断。エスティメート(予想落札価格)を2万〜2万5000ポンド(約420万0000円〜526万0000円)と設定した。しかし、オークションでの入札は最低落札価格に達することはなく、この動く歴史遺産が新たなオーナーの手に渡ることはなかった。

やはり、いかにサバイバーとして希少な存在であっても、コレクターズカーとしての価値を持たないモデルには、収集家の食指は動きにくいということなのだろうか。もしかしたら、イギリスではなく日本のオークションであれば、国産車という観点から、その価値を認めてくれるオーナーが現れたかもしれない。そう思わずにはいられないレアなモデルであった。

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