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子育て卒業後にスポーツカー生活を再開! 父が選んだ「大事なカプチーノはいずれ娘へ」のメンテ法とは!?

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)

生粋のスポーツカー好きが行き着いた将来を見据えた前期型カプチーノとの付き合い方

「福島オープンカーフェス」の会場で見つけた、美しいシャンパンゴールドのスズキEA11R「カプチーノ」。かつて日産「フェアレディZ」を乗り継いだ生粋のスポーツカー好き、村井賢也さんが、子育てという大きな区切りを終えて手にした「一生モノ」の相棒です。将来、娘さんへ受け継ぐ日を夢見て、過度なパワーアップよりもコンディション維持を最優先にした、拘りのライトチューン仕様を詳しく紹介します。

生粋のスポーツカー好きが行き着いたクルマ!16インチ50タイヤで魅せるこだわりの1台

もともとはS130型フェアレディZなどを乗り継ぐ、生粋のスポーツカー好きだった村井賢也さん。しかし家族ができたことからファミリーカーに乗り換え、子どもが手を離れたのをきっかけにカプチーノを購入した。

「自由自在に扱えるコンパクトな後輪駆動、そして維持費のリーズナブルさが条件で、本命はミッドシップのビートだったんです」

しかし両者を試乗してみると、カプチーノのほうが足もとに余裕があり、程度のいい中古車を2年ほど探し、ようやく今の愛車に出会ったのだ。

チューニングのベースとして現在も人気が高いF6Aエンジンを積んだ前期モデルで、購入時にはボディカラーを純正より少し濃いめのシャンパンゴールドにオールペン。定番のウィークポイントであるヘッドライトの曇りも、徹底的に磨き上げることで美しさを維持し続けている。

エクステリアは異なるパーツメーカー同士の組み合わせだ。ボンネットやサイドステップなどは老舗プロショップのテイクオフで、絶妙な角度のダックテールのカーボン製トランクはトヨシマクラフト。純正パーツが軒並み絶版となり選択肢の少ない足まわりは、トラストの車高調を使ってほどよくローダウンさせている。

さらにホイールは14〜15インチを選ぶ人が多いなか、SSRプロフェッサーMS1Rの16インチで迫力アップ。大径化によって乗り心地がハードになるのを抑えるため、タイヤを50扁平にしたのもオーナーならではの知恵だ。

ミッション故障も愛で克服。娘に譲る日を夢見てライトチューンで守る、一生モノのカプチーノ

過去に起きた代表的なトラブルはミッション。カプチーノは前期型にしろ後期型にしろ1〜2速ギヤが弱いことで知られているが、村井さんの愛車も購入から約10年で2度のミッション載せ替えを経験した。もっとも、単なる修理だけで終わらせるはずもなく、その都度フライホイールや強化クラッチを組み込み、マメなオイル交換の甲斐もあり現在はいたって快調だ。

「エンジンは非常に頑丈で過去に大きなトラブルはなく、メンテナンスも約3000kmごとのオイル交換だけで十分です」

アフターパーツの豊富なF6Aだが、極端なパワーアップを自制してライトチューンにとどめている点も影響しているのかもしれない。

続いてインテリアに目を移してみよう。普段はボディカバーをかけて保管しているだけあって、年式を考えれば紫外線によるダメージは少ないほうだ。カスタムで目を引くのは鮮やかなブルーのバケットシート。プロショップ「エスケレート」のオリジナルでフルカーボン、大幅な軽量化が可能なうえに保安基準適合と信頼性もバツグンだ。そしてダッシュボードにはデフィのブースト/油圧/油温/水温計がズラリと並ぶ。

このカプチーノは村井さんにとっての「一生モノ」であると同時に、「将来は娘に譲って、いつまでも乗り続けてほしいという夢があるんです」という想いがある。そのためにも過度なチューニングやドレスアップに走らず、コンディションを維持するメンテナンスを優先しているのだ。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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