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観音開きドアは日本独自の採用! ルノー「グランカングー」の7人乗りフランス流乗り心地は!?

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TEXT: 武田公実(TAKEDA Hiromi)  PHOTO: 武田公実(TAKEDA Hiromi)  FACT CHECK: 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)

  • ルノー グランカングー クレール:視認性が高く機能的にまとめられたインパネ。長時間のドライブでもドライバーに余計な負荷を掛けない、洗練されたコックピットだ
  • ルノー グランカングー クレール:全長4910mm、ホイールベース3100mm。大柄なボディを持つ、待望の7人乗りロングホイールベース版
  • ルノー グランカングー クレール:ステアリングの切れ角が大きく、全長4910mmの巨体ながら取り回しは良好。狭い生活道路でも持て余すことはない
  • ルノー グランカングー クレール:市街地から高速道路まで、その走りっぷりはかなり快活。停止状態からの走り出しも活発なセットアップだ
  • ルノー グランカングー クレール:標準版と比べると胴長なプロポーション。しかしステアリングの切れ角が大きく、取り回しの良さは健在だ
  • ルノー グランカングー クレール:2列目シートも全席独立スタイル。3列目と同様に、1024とおりに達する多彩なシートアレンジの基礎となる部分だ
  • ルノー グランカングー クレール:日本専用に開発された観音開きのダブルバックドア。母国フランスの乗用モデルには設定がない特別装備である
  • ルノー グランカングー クレール:3列目は全席独立スタイル。130mmのスライドや取り外しも可能で、1024とおりのシートアレンジを誇る
  • ルノー グランカングー クレール:カングー比で全長が420mm延長されたロングボディ。大柄だが、歴代共通のフランス車らしいデザインを継承している
  • ルノー グランカングー クレール:日本専用開発の観音開きダブルバックドア。省スペースでの開閉が可能で、ライバルよりも優れた実用性を誇る特別装備だ
  • ルノー グランカングー クレール:1.3リッター直列4気筒ガソリン直噴ターボエンジン。131ps、240Nmを発揮し、重量級のボディを快活に走らせる
  • ルノー グランカングー クレール:商用車然とした薄手のシートだが、カッチリとした作りで腰への負担が少ない。長時間のドライブでも不思議と疲れない空間だ

1024通りのシートアレンジで3列7人乗り! 観音開きドアを備えた新生グランカングーの仏流乗り心地

フランス発の実用MPVとして日本でも絶大な人気を誇るルノー「カングー」。その3列シート7人乗りロングホイールベース版となる「グランカングー」がついに日本へ正規導入されました。日本のファンのために専用開発された観音開きのダブルバックドアを備え、1024通りのシートアレンジを誇る新型モデルの実力と、フランス車ならではの乗り心地を徹底検証します。

国内で人気のマルチパーパス車の火付け役に日本初正規導入された待望の7人乗りカングーが登場!

ルノー カングーといえば、フランス発のお洒落な商用車由来のマルチパーパスビークル(MPV)を、日本のクルマ好きのなかに浸透させた最大の功労車だ。国内での予想外のヒットは、同じフランスから「プジョー リフター/シトロエン ベルランゴ」姉妹、その従妹としてイタリアからも「フィアット ドブロ」などのフォロワーを日本へ上陸させることになった。

3代目となる現行カングーは、2023年から国内での正規デリバリーが開始されている。しかし本国で設定されているロングホイールベース版の導入を望む声は、日本の愛好家のなかでも少なからず存在していた。

そして2月5日、カングーから独立した新たなモデルレンジ「グランカングー」の名のもと、ついに待望の7人乗りモデルが全国のルノー販売網にてリリースされることになった。

ホイールベース+390mm/全長+420mm確保にさらに日本独自「ダブルバックドア」導入の秘密!?

満を持して正規導入された「グランカングー」は、販売中の5人乗り「カングー」と基本を共有しつつも、スライドドアから後方は完全な新規開発となっている。

1860mmの全幅および1810mmの全高は、5人乗り仕様と同じだ。しかしホイールベースは対カングー比で390mm延長された3100mm、全長は420mm延長されて4910mmとなった。同じマーケットを競うステランティス三姉妹の7人乗り仕様と比べても、かなり大柄な実用MPVである。

特筆すべきは、日本におけるデザインアイコンというべき観音開きの「ダブルバックドア」が装備されていることだ。じつは乗用仕様のダブルバックドアは、母国フランスでも設定がないという。今年1月に行われたデビューイベントでは、グランカングーの正規導入に2年もの時間を要した理由について「日本向けにダブルバックドアの開発を行っていたからです」と明快に語られていた。

このダブルバックドアは、カングーの瀟洒な個性を体現したスタイルであると同時に、開閉に必要なスペースを最小限に抑えられるという実用的な理由にも基づいている。実際、ライバルにあたる欧州製7人乗りミニバンたちよりも全長が大幅に長いにもかかわらず、開いたバックドアの分を合わせた長さでは、かえって短いとアピールされている。

3列7人乗りシートが1024通りのアレンジ可能! シートを取り外せば3050ℓの広大なラゲッジ容積!!

グランカングー最大のトピックである3列目シートは、2列目と同じく全席独立スタイルとなる。130mmのシートスライドに加えて、折りたたみや跳ね上げ、取り外しも可能だ。さらに2列目および3列目のシートを完全に取り外してしまえば、総ラゲッジ容積は3050Lに達する。

シートアレンジのバリエーションは1024とおり(うち走行中に設定可能なアレンジは243とおり)を可能としている。今回はそんな新生グランカングーの走りの資質に注目し、歴代カングーとの伝承性を評価軸として体感してみることとした。

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