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スカイライン史上唯一の5ドア! 激レア日産R30型「スカイライン ハッチバック」のエンジンはFJ20ターボで合ってます!?

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊之(SAKAYORI Toshiyuki)

  • 日産 スカイラインハッチバック:スカイラインハッチバックGTEとじゃじゃ馬の団長さん
  • 日産 スカイラインハッチバック:じゃじゃ馬の団長さんが見惚れる真横のスタイル。6代目に設定されていたライトバン(エステート)との違いは、Cピラーより後ろのデザイン。ルーフの最後端からストレートにリアトランク部まで繋がるスポーティな形状がハッチバックの特徴
  • 日産 スカイラインハッチバック:ハッチバックのノーマルには、直4 SOHC 1800cc、直6 SOHC 2000ccが基本で、それぞれにNAとターボ。また、直6 SOHC 2800ccディーゼルの5種類が設定されていた。この車両には、RSターボ用のFJ20ETを搭載
  • 日産 スカイラインハッチバック:ハンドル、シフトノブ、追加メーターなどはオーナー好みに変更済み
  • 日産 スカイラインハッチバック:スピードとタコがオレンジで水平指針の文字盤が懐かしい
  • 日産 スカイラインハッチバック:鉄仮面グリルとジェネシスオート製バンパーが醸し出すレーシーな雰囲気がたまらない
  • 日産 スカイラインハッチバック:この時代ならではの、直線基調のボディラインに惹かれる旧車ファンも多い
  • 日産 スカイラインハッチバック:ボンネットダクトがレーシーな雰囲気を醸し出す
  • 日産 スカイラインハッチバック:ホイールは2014年頃にAMEから発売された F ZERO 2ニッケル。今人気の北米シャコタンカルチャーのきっかけを作った、サンフランシスコ発祥のfatlace(ファットレース)とAMEによる正規コラボ品だ
  • 日産 スカイラインハッチバック:ハネ上げ系2本出しマフラーはワンオフにて製作
  • 日産 スカイラインハッチバック:オーナーが大切に活用している純正シートカバー
  • 日産 スカイラインハッチバック:リアスポイラーは前オーナーによる自作

トミカへの憧れで一目惚れして20年間手放せない日産「R30 スカイラインハッチバック」

昭和の時代、日産「スカイライン」はセダンや2ドアハードトップ、バン(エステート)など多彩なボディをラインアップしていました。しかし歴代モデルのなかで5ドアハッチバックを採用したのは、1981年に登場した6代目R30型のみです。今回は、その希少なスカイラインハッチバックを所有して20年になるじゃじゃ馬の団長さんをご紹介します。

マフラーから火を吹くポスター写真とトミカスカイラインが子供心を鷲掴みにして「R30型が大好き」に!

6代目日産「R30 スカイラインハッチバック」で現存する個体は、かなり少ないだろう。旧車系のイベントに行っても、滅多に見ることはない。そんな希少車を愛用するじゃじゃ馬の団長さんは、昭和52年(1977年)生まれだ。

「R30型のスカイラインが大好きなんです。このハッチバック以外にも、スーパーシルエットのトミカスカイライン風に仕上げたRSターボも持っています。スーパーシルエットでスカイラインが活躍していた姿をリアルタイムでは経験していないのですが、トミカのミニカーやディーラーに貼られていたポスターを見て、このクルマがカッコいい! と影響を受けました。それから、このR30型が好きになりました」

じゃじゃ馬の団長さんが幼少期に受けたあの衝撃。その思いに激しく同意するアラフィフ世代のクルマ好きは、きっと多いだろう。御多分に漏れず、この取材を担当した筆者も同じだ。子供だったので実車がサーキットを疾走する姿を生で体験したことはない。しかし、6代目「スカイライン」1800cc・TIに乗る祖父と、「スタンザ」に乗る父のもとを訪れるディーラー担当者が、販促グッズとして持ってきてくれたポスターやテレビの映像。そこで見るマフラーから激しく炎を噴くトミカスカイラインの姿に、幼い心に「スカイラインはカッコいい! 大人になったら乗りたい!」 と、強く思いを馳せたものだ。

5ドアハッチバックの心臓部には本来のL20型ではなくRSターボ用FJ20型搭載で鉄仮面RS仕様!?

「存在は知っていましたが、当時遊びに行ったイベントで初めてハッチバックを目撃したのです。その時に一目惚れしました。しかもその車両のオーナーは自分の知り合いとつながっている方だったので、もし手放すときがくるのならばぜひ自分に売ってほしいと。その時点で自分の思いを伝えていたのです」

その行動が功を奏し、2〜3年後には本当にそのハッチバックが手元へと嫁いでくることになった。それが、今からおよそ20年前のことだ。しかし、エンジンが無い状態だったため、RSターボ用のFJ20型エンジンを入手して換装した。ハッチバックの標準エンジンはL20型直列6気筒SOHCで、FJ20型はセダン/ハードトップのRS系専用の4気筒DOHCユニット。あえて異系統のエンジンを搭載し、前オーナーが変更していた外装とあいまって、鉄仮面RSターボ仕様が完成したのだ。

前後バンパーは、当時物と思われるジェネシスオート製のJSS仕様が当初から装着されていた。JSSとは、ジャパン・スーパースポーツ・セダンレースの略で、1984年から富士スピードウェイで開催されていた市販車ベースのレースだ。改造範囲が広く、巨大なオーバーフェンダーやウイング装着も可能なカテゴリーで、トミカスカイラインが活躍したスーパーシルエットの系譜に属する。つまり、前オーナーが製作したこのスタイルにじゃじゃ馬の団長さんが惚れ込んだのは、偶然ではなく必然でもあったのだろう。

当時物シートカバーが語るR30型スカイライン ハッチバックとスーパーシルエットへの変わらぬ愛

現在は、マフラー、サスペンション、ホイールなどが変更されており、ご覧の通りのチューニングカー的な雰囲気が漂う。しかし、当時物の純正シートカバーを使い続けるなど、6代目R30型への愛は今もあふれている。

「真横からのシルエットを見てほしいんです。ハッチバックの独特のスタイルがカッコいいでしょ! 」

誇らしげに愛車を語る彼の情熱は、スーパーシルエットのトミカに心をときめかせたあの頃から変わっていないようだ。

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