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ボタンひとつで車高が15cm上がる!エイトーレが手がけたレクサス「NX」の足まわり

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TEXT: 遠藤 彰(ENDO Akira)  PHOTO: 清水 良太(SHIMIZU Ryota)

レクサス「NX」にエアサスを組み込んで迫力と日常の使い勝手を両立した

地面に吸い付くほど落とし切ったかと思えば、ボタンひとつで車高を約15cm持ち上げ、どこへでも走り出す。エイトーレが手がけたレクサス「NX」は、見た目の迫力と日常の使い勝手を高い次元で両立させた一台だ。大阪オートメッセでもひときわ視線を集めたその完成度を、足まわりから読み解いていく。

完成度の高いエイトーレのレクサス「NX」は大阪オートメッセでひときわ注目を集めた

エイトーレは愛知県名古屋市を拠点とし、足まわりとホイールセッティングを真骨頂とするショップである。近年はレクサスのカスタムに力を注ぎ、その完成度の高さでシーンに確かな存在感を示している。今回取材したNXも、大阪オートメッセのブースに並んだ数あるレクサスのなかで、とくに脚光を浴びた一台だった。エアロはフロントにレクソン、サイドとリアにエイムゲインを組み合わせる。3社のパーツを巧みにミックスし、それぞれの持ち味を引き出してバランスの良いスタイルへとまとめた。リアゲートにはエムズスピード製を採用している。

キャンバーはフロント8度・リア12度、走行時も妥協なく詰めた

最大の見どころはエアサス(空気バネで車高を上下させるエアサスペンション)だ。採用したのはカズサスで、前後ともに3段のエアバッグを組む。落とし切った状態ではフロントが8度、リアが12度というキャンバーを与えた。走行時にはフロント9度、リア10度に収まるよう、徹底したセッティングが施されている。ホイールはイミッツを選び、フロント130mm、リア140mmという極深のリムを成立させた。タイヤはライオンハートで、フロント245/30、リア295/25を組み合わせる。こうした作り込みが評価され、出場したイベントではアワードを獲得して表彰されるなど、着実に成果を積み重ねてきた。

フロントは着地、上げれば約15cm。実用性まで両立させた

落とし切るとフロントがほぼ地面に着地するところまで攻めている。いっぽうで上げ幅は約15cmを確保し、段差や悪路でもどこへでも走り出せる仕様とした。この両立を支えるのが、パーツメーカーとの強固なネットワークと長年培ったノウハウだ。エアサスでは伸び側と縮み側のストロークを特注で設定し、ホイールをネガティブキャンバーで組んだ際の干渉はショックマウントを見直して解消する。実車を何度もリフトアップしては測定と調整を繰り返し、理想のスタンスを導き出した。ちなみにロールセンターアダプターやトーコントロールアームなど、足まわりの要所にも専用パーツを奢っている。見た目のインパクトだけで終わらせず、足まわりでレクサスを魅せる。その答えがエイトーレのNXにある。

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