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ホンダ「ビート」をガルフカラーに! 「JDM」スタイルに仕上げるための「無限」パーツとは

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TEXT: AMW 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)  PHOTO: AMW 竹内耕太

JDMオタクなアメリカ人に受けそうなパーツチョイスを実践

 ガチの走り系カスタムが進行していたKiyotakaさんのガルフビートだったが、2021年にカスタムの方向性を変える出来事が発生する。同年5月にポートメッセ名古屋で開催されたカスタムイベント「Wekfest Japan」に参加することになったのだ。これは、アメリカ各地で開催されているイベントの日本バージョンで、ハイレベルな車両が集まることで知られている。

「友人から強引に勧められて渋々エントリーしたところ、なぜか選考通過してしまいました。ベンダー以外で軽自動車で参加を許されたクルマは私のビートが初めてだそうです。そこでシビックをカスタムしていたときの経験を生かして、JDMオタクなアメリカ人やそのジャンルが好きな日本人ウケを狙ったパーツ選定やカスタムを行いました」

 具体的には、無限をはじめとする日本のチューニングメーカーのパーツを中心にしつつ、細かな箇所にアメリカのブランドのホンダ車向けパーツも流用。展示系イベントに合わせて、走り仕様の足まわりから、ルックス優先で車高を極力低いセッティングへ変更してイベントでお披露目となった。

 さらにその後、4輪独立エアサス、ECUのハルテック化、無限ロールケージの取り付けなどを行って2022年5月の「Wekfest Japan」にも参加。そして9月に無限のバンパーとサイドステップを取り付けて、現在の使用が完成したのだった。

作業はほぼすべて自分と仲間でDIY

 ネジ1本に至るまでこだわったパーツが満載のガルフビートのなかで、注目ポイントはどこかKiyotakaさんに聞いてみた。

「無限、C’s Customizing、Works Bell、Circuit Hero、PIVOTで固めたステアリングまわりがこのクルマのコンセプトをギュッと凝縮した感じでとくに気に入っています。むやみに何もかもカスタムするではなく、灯火類はノーマルを維持。純正のボディラインを崩したくないのでフェンダーの爪を折らずに残しているのは隠れたこだわりです。それと、ホイールベースが長く見える気がするので前後ともに13インチのホイールをあえて選択しています」

「外装の鈑金塗装以外、ほぼすべてを自分や仲間の協力のもとにDIYで作っているので思い入れもあります。作業はもちろん貴重な部品の入手もたくさんの仲間からの協力で揃えることができたので感謝しています」

 ガルフビートは今後も車両とDIYスキルともにブラッシュアップしていきたいと語るKiyotakaさんだが、きれいに仕上がりすぎてサーキットでは走らせたくないので、別のビートでサーキット用車両も作っていきたいとのこと。ビートのカスタムの新たな可能性を、どんどん切り拓いてくれることに期待しよう。

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  • AMW 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)
  • AMW 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)
  • 田舎の大学院で古代インドのサンスクリット語を研究していた元・学者の卵。クルマ遊びにハマって中古車販売店で1年働いた後に出版業界へ。クルマやカルチャー系の雑誌のほか、翻訳書、人文書、地図帳、写真集など手がける。クラシック・フォルクスワーゲンが趣味の中核で、愛車は1963年式カルマンギア。数年前に都内から小田原へ移住し、賃貸ガレージハウスでリモートワークしつつ、箱根や伊豆のワインディングをのんびりドライブする日々。
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