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日産R32「スカイラインGT-R」はメーカー純正チューンドカーだった!? 当時ではありえなかった本格アイテムとは

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 日産自動車/AUTO MESSE WEB

4WDはサーキットでも速いを証明した「アテーサE-TS」

 そして忘れてはいけないのが、アテーサE-TSやスーパーハイキャスなど、最新の電子制御により「サーキットでも速い4WD」の地位を確立したこと。

サーキットを攻めるR32GT-Rニスモ

 以前の4WDスポーツは、どちらかといえばラリーやダートトライアルが主戦場。サーキットではアンダーステアや重さによるタイヤやブレーキのタレが影響し、路面のμが低くなるウエットは別として、デメリットも決して少なくなかった。

 電子制御システムだけの功績ではないものの、グループAでは今も語り継がれる24連勝の活躍、チューニング界でも主役として長く君臨した。ちなみにグループAのホモロゲーション用モデルとして生産された「GT-Rニスモ」は、タービンの素材や排気系の一部を改良したほか、大幅な軽量化が実施されただけではなく、通称「ニスモダクト」呼ばれるフロントバンパー内の大型ダクトは、冷却系アイテムとしても高い人気を呼ぶ。

* * *

 1993年に行われたマイナーチェンジで追加された「Vスペック」では、ブレンボ製キャリパー採用によりブレーキローターも拡大され、ホイールもBBS製の17インチにサイズアップ。レースでの華々しい戦績やチューニング界を牽引したことなど、BNR32‏型スカイラインGT-Rは、まさに日本の自動車史に名を残す1台といっていいだろう。

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  • RB26エンジン
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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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