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トヨタ「スープラ」や日産「フェアレディZ」に影響を与えた「ファイヤーバード」は「Tバールーフ」でも一世を風靡しました

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

日本のスポーツカーもこぞって採用した「Tバールーフ」

そんなポンティアック・ファイヤーバードは日本のクルマにも大きな影響を与えた1台だった。それは、このクルマが採用していたTバールーフである。

このTバールーフは、シボレー・カマロとポティアック・トランザムからはじまり、ファイヤーバードに受け継がれて人気を博した。一説によるとTバールーフは、当時、厳しくなったオープンカー規制に課せられた安全基準をクリアするための処置として考案され、1970年代から1980年代にアメリカで発売された多くのスポーツカーに採用されたという。

そのデザインは日本のスポーツカーにも影響を与えて、日産「フェアレディZ」やトヨタ「スープラ」、「MR2」といったクルマに純正採用されたわけだ。

また、フェイスリフトを受けたファイヤーバードは通称「イーグルマスク」と呼ばれていた。その理由は、鋭いフロントマスクが鷲のようにシャープに見えることに由来している。

ただし1980年代に入ると環境問題への取り組みから、排ガス規制等の影響を受けて、デビュー当時よりも性能ダウンを余儀なくされた。その結果、生産は1981年で打ち切りとなり、翌1982年からは3代目モデルに移行。実はこのクルマも後に有名になったアメリカのTV番組『ナイトライダー』に登場した「ナイト2000」のベースモデルとして劇中で大活躍することになる。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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