クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CUSTOM
  • 「環状族」スタイルを受け継ぐ2台の「シビック」「テンプルレーシング」が情熱を注ぐ超本気仕様を紹介します
CUSTOM
share:

「環状族」スタイルを受け継ぐ2台の「シビック」「テンプルレーシング」が情熱を注ぐ超本気仕様を紹介します

投稿日:

TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: 高原義卓

現在のテンプルレーシングを象徴するFF車最速のタイムアタック仕様も展示

もう1台のEGシビックは環状族仕様ではなく、タイムアタックに特化した車両。前述したようにタイムアタックの世界では知る人ぞ知るスーパーな車両で、FF車としてはセントラルサーキットでは最速、筑波サーキットでは2番手のタイムを刻むトップランカーの1台だ。

タイムアタック仕様のEGシビック

ボディから大きくはみ出した通称ちりとりと呼ばれるフロントアンダーパネルと、そびえ立つ巨大なリアウイングが異彩を放つ。これらは強烈なダウンフォースを発生させ、コーナリングスピードを高めるために装着している。

エンジンはB16A型からフルチューンされたK24A型にスワップされ、NAのまま300psを発揮。タイヤはフロントが295/35R18でリアが235/45R17と異径サイズ。フロントタイヤの方が太いのはFFタイムアタック車両の特徴だ。タイヤのワイド化に合わせてボディは片側10cm拡大され、ワイドトレッド化でコーナリングスピードを稼いでいる。

ボディは軽量化と補強のバランスがキモ。写真を見てわかるとおり、ロールケージは左右をつなぐバーは少なく、フロアの両サイドに太い補強を加えているのが特徴だ。外板パネルもカーボンを多用することで、車両重量は800kgとストックボディから約200kg軽量化を達成。速く走るために研ぎ澄ませた結果、たどり着いた究極の形なのだ。

2023年2月18日に最速奪還を目指して筑波サーキットで開催された素人タイムアタックの最高峰と呼ばれる「ATTACK 2023」に参戦。自己ベストは更新したものの、コンマ約1秒差で残念ながら目標達成はならず、悔し涙を呑んでいる。

永遠に不滅の環状族魂はこれからも受け継がれていく

テンプルレーシングは、昔は大阪環状を走るイリーガルなチームであったが、現在は走るステージをサーキットに変え、積極的にイベントに参加。環状族を発祥とした、大阪の走り屋文化を知らしめる伝道師として活動している。大阪オートメッセ2024に出展されたときは、その迫力にリアルに触れてほしい。

12
  • タイムアタック仕様のEGシビック
  • 環状族スタイルのEFシビック
  • EFシビックのリア
すべて表示

 

 

 

 

 

ranking

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

ranking

AMW SPECIAL CONTENTS