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トヨタ「GRヤリス ラリー2」が新城ラリーで実戦デビュー! JN-1クラス優勝はシュコダ「ファビアR5」が飾る

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

JN-1クラスでは2022年チャンプが圧倒的な走りで優勝

2023年2月、嬬恋のスノーラリーで開幕した全日本ラリー選手権・第2戦「新城ラリー2023 supported by AICELLO」が、3月3日(金)~5日(日)にわたり、愛知県新城市および岡崎市で開催された。話題のGRヤリス ラリー2仕様の結果などリポートをお届けしよう。

観戦ステージやイベント会場でのデモンストレーション走行も行われた

2023シーズン、全日本ラリー選手権ではクラス区分が変更となった。トップカテゴリーであるJN-1クラスは、ラリー出場のため特別ナンバーを取得したFIA公認車両、JAFによるASN公認/承認車両というクラス区分となり、昨年のタイトルを獲得しているシュコダ ファビアR5や、トヨタGRヤリス、スバルWRX、さらにプジョー208ラリー4が参戦。昨年までJN-1クラスを走行していた、国内ナンバーを取得しているRRN車両やRJ車両はJN-2クラスに変更されることとなった。

20回目を数えることとなった新城ラリーは、鬼久保の逆走SSも新たに設定されたほか、ラリージャパン2022でも使用された岡崎市の額田地区の林道を使用した「Nukata」も、今回の新城ラリーで新しく設定された。なお、SSの距離はラリージャパンとは異なり9.96kmと短くなる。

新城ラリー2023

また、4年ぶりの有観客での開催となり、サービスパークとパルクフェルメが設置された県営新城総合公園では、観戦ステージやイベント会場でのデモンストレーション走行やトークショーも行われた。

新城ラリーはいつも雨にたたられるということで、今回は例年より半月前倒しとなる3月上旬での開催としたものの、やはり雨は避けられず、残念ながら2日目の2ループ目に入ったところで天候が崩れてしまった。それでも今季の全日本ラリー初参戦となったヘイキ・コバライネン/北川紗衣組(シュコダ・ファビアR5)が1分50秒1秒差をつけてJN-1クラス優勝を飾った。

開発中のヤリス ラリー2を実戦投入

今回、67台のエントリーを集めた新城ラリーで最も注目を集めたのが、GRヤリス ラリー2である。2022年のラリージャパンでは、ユハ・カンクネンがステアリングを握り、岡崎市にある乙川河川敷で、国内初となるデモンストレーションランを行ったラリー2規定のマシンである。

GRカラーを身に纏ったラリー2マシンは、2022年までJN-1でGRヤリスを駆ってきた勝田範彦/木村裕介組が搭乗し、今シーズンを戦う。2月の全日本開幕戦をスキップしているので、今回の新城ラリーが初の実戦投入となる。

現在開発中の車両ということもあり、燃料の関係で全日本ラリー選手権の規定に合致していない部分があることから、今回は、賞典外となるオープンクラスにエントリーとなった。フィンランドのTGR-WRTからエンジニアとメカニックが来日し、サポートを担当した。

その初日でもJN-1クラスの2番手に相当するタイムで走行し、まだクルマに慣れてない状況ではあるものの、まずまずのタイムで走行。しかし、ウエットコンディションへと変わった2日目2ループ目のSS10 Onikubo Rev2でコースオフし、車両のフロント部にダメージを受けラリー続行を断念、リタイアとなってしまった。

TOYOTA GAZOO Racingは「さらに開発を進めていく」としており、今後の全日本ラリー選手権でのGR ヤリス ラリー2がどのような活躍を見せるのか、注目だ。

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