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空冷「930ターボ」が4000万円なら安い!? スーパーカー御三家のポルシェはひと味違うオーラを放ってました【スーパーカー列伝14】

空冷「930ターボ」が4000万円なら安い!? スーパーカー御三家のポルシェはひと味違うオーラを放ってました【スーパーカー列伝14】

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: Courtesy of RM Sotheby's

レースでの934&935の活躍も人気を加速

そして必ずと言っていいほど、「930ターボをレース車に近くしたのが934ターボで、934ターボをベースとしたグループ5カテゴリー用のレーシングカーが935ターボ」という解説も添えられていた。この3台が並んで語られるときは、シルバーの930ターボ、オレンジ色の934ターボ、マルティニカラーの935ターボという組み合わせが定番だったので、この文章を読んで、そうそう、そのカラーリングだった! と懐かしがってくれる自動車趣味人が山ほどいるはずだ。

ちなみに、プライベートチームに市販するグループ4カテゴリー用のレーシングカーが934ターボで、ワークスチーム/サテライトチーム/プライベーターが世界メーカー選手権などを戦うためのレーシングカーが935ターボであった。だが、子どもたちにしてみれば、そのような国際自動車連盟の規定は難解だったので、934ターボと935ターボの大迫力ぶり&輝かしい戦績もナイスアシスト状態となり、930ターボの好印象につながったのである。

今でも手をかければ本来の性能をきっちり発揮

930ターボは現在もカーマニアのコレクターズアイテムとなっており、2022年5月にRMサザビーズが開催した「MONACO」オークションではグリーンの1976年式ポルシェ930ターボが30万313ユーロ(当時レートで邦貨換算約4000万円)で落札された。ポルシェは各部をリセットすれば往年のモデルも本来の性能をきっちり発揮してくれるので、4速MTを駆使し、イタリアン・スーパーカーをカモってみるというのも一興だろう。

■スーパーカー列伝の過去記事はこちら

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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