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彼女の三菱「コルトギャラン」はデイリーカー! 仕事はメカニックでマツダ「シャンテ」も持ってます

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循

仕事は自動車整備士、父も整備工場を営むヒストリックカー一族

質実だが地味といったそれまでの三菱車のイメージを一新したコルトギャラン(=初代ギャラン)は1969年のデビュー。エンジンは1.3Lと1.5Lの2種が用意され、前者はAI、後者がAIIと呼ばれるが、飯吉さんのクルマはAIIの2ドア・ハードトップ。SUのツインキャブを備えた4速マニュアルの高性能グレードGSだ。軽量・パワフルなAII GSは当時のラリー競技でも活躍。いわばラリーの三菱のルーツにしてランエボのご先祖さま。

そんなクルマに乗るうえでなにか苦労とかはありますか、と聞くと

「いや、おかげさまでとくに問題なく乗ってます」

とのこと。ご本人にしてみれば、なんでそれを珍しがるの? といった感じでサラリと質問に答えてくれる。

「私、自動車整備士なんです。もしパーツなんかで困ったことがあっても、まわりに詳しい知り合いがいますし」

と言うので、会場で彼女のギャランAIIの隣に並んでいるGTO MRもお知り合いかと尋ねれば

「あれは整備工場をやっている父の愛車です」

そして飯吉さんのギャランAIIのリアウインドウにはさりげなく、かの「CLUB ROOTS OF GALANT」のステッカーが貼られているのを発見。おみそれいたしました。

というわけで、彼女は生粋の「ヒストリックカー一族のサラブレッド」。大上段に構えることなく、気づけばごく自然体で旧いギャランAIIと過ごしていたのも、むべなるかな、であった。

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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