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eスポーツ界の英雄「やまどぅー」がラリー参戦! 新井大輝選手とタッグを組み「渋川 伊香保」でデビューウィン

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

ラリー初挑戦で見事クラス優勝

誰でも手軽にエントリーできる参加型ラリーをコンセプトに、国内ラリーの入門編として、日本全国で開催している「TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge」。その第5戦となる「渋川 伊香保」が2023年7月1日(土)〜7月2日(日)にかけて、群馬県の渋川スカイランドパークを中心に行われ、総勢90台もの車両が参加した。ここでラリーデビューし、そしてクラス優勝を果たしたのが、「やまどぅー」こと山中智瑛選手だ。

e-SPORTSから「やまどぅー」が新井大輝を引き連れてラリーに挑戦

山中智瑛選手は、5歳からeモータースポーツ『グランツーリスモ』を始め、2019年には「マニュファクチャラーシリーズ(団体戦)」でトヨタチームとしてワールドチャンピオン獲得。そして2021年には個人戦でもワールドチャンピオンを獲得するなど、数々のグランツーリスモの大会で成績を残してきたプロレーシングゲーマー。つまりe-SPORTS(バーチャル)出身のドライバーである。

e-SPORTS出身のリアルドライバーといえば、すでに冨林勇佑選手がスーパーGTに参戦するなど活躍をしているが、満を持して「やまどぅー」選手もラリーの世界への参戦(初の公認競技参戦)を果たしたのだ。ちなみに、冨林選手もこのラリチャレ渋川伊香保戦でラリー初挑戦を果たしている。その山中選手の横に乗るコ・ドライバーは、ラリードライバーとしてさまざまな実績を重ねている新井大輝選手。車両はトヨタ「ヴィッツ」を使用し出場クラスはC-2クラスとなる。

AJRTカラーを身にまとったヴィッツ(NCP131)

今回のTGRラリーチャレンジ渋川伊香保では、3つのスペシャルステージを午前と午後で1回ずつ走行する全6本のSSで競うこととなっている。午前中の最初のループでは、SS1東吾妻こそクラス4番手のタイムであったが、その後のSS2北榛名R、SS3渋川スカイランドパークはともにクラストップのタイムで走り切り、午前中をクラストップで折り返した。

続く午後の2ループ目は路面コンディションも改善されていき、各車がタイムアップをしていくが、山中選手も3本のSSすべてで自己ベストを更新。SS4東吾妻とSS6渋川スカイランドパークではクラス2番手タイムになったものの、SS5北榛名Rは堂々のクラストップタイムで、トータルで2番手に7秒6の差をつけて見事クラス優勝を成し遂げた。

ラリー後、山中選手は次のようにコメントした。

「Ahead Japan Racing Teamのみんなに支えてもらって無事に勝てました。ありがとうございます。初めてのラリーはすごく楽しかったです。2ループ目には心に余裕が生まれ、クルマを理解することもできて、しっかりタイムアップをすることができました。

じつは1ループ目は新井選手のペースノートの声が頭に入ってこない状態だったんですが、午後からはその声も聞き取れてしっかり頭の中に入ってきてました。つっこみすぎたところもあったんですが……。土曜の夜はグランツーリスモのオンライン予選があったため、コースを頭の中に入れられなかった。これが1本目のループのタイムに響いていたかなと思います。思ったよりも自分の準備ができていなかったことは、反省点として挙げておきます。

今後ラリー活動を続けていくのか、というところはまだ決まっていません。今のところロードスターメディア対抗4時間レースでの出場は決まっていますが、そこでポールポジションを獲得して、決勝でもいいところまで持っていきたいですし、グランツーリスモの世界大会でも今出られるか出られないか微妙ですけど、JEGTグランプリ(eモータースポーツ)もあります。バーチャルとリアル、その両方をしっかりとやっていってその情報発信をしていけたらと思っています」

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