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納車わずか3週間でエンジンブロー! ホンダ「シビック タイプR」との波乱万丈ストーリーを激アツに語ります【交タイ自動車部】

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TEXT: WEB CARTOP編集部 井上悠大  PHOTO: 神村 聖

スーパーカーよりも視線を感じる人気ぶり

筆者はかなりガサツな人間なので、このEK9の綺麗さには逆に手間が掛かってウンザリしているところではあるが、現在屋外保管としつつも、洗車は手洗いとし、友人を交えてポリッシャーなどを用いて磨いてコーティングし、普段の保管にボディカバー装着は欠かさない。そのほか、異音やフィーリングの違いには常にセンサーを張り巡らさせて、不具合があればすぐにショップの元へ修理に出すなど維持管理にはできる範囲で気を使っている。現在の走行距離は11万キロ後半。5年間で約7万キロほど、ドライブや取材で使っている。クルマは走らせてナンボなので、大切にしつつもちゃんと乗るよう心掛けてもいる。

ちなみに、海外の方にも人気があるクルマであるが故に、都心部で信号待ちなどをしていたり、PAにクルマを置いているとよく写真や動画を撮られることも。SNSなどに勝手に掲載されることもあった。広報車でスーパーカーなどを借りたときよりも視線が多いと感じる。あまり目立ちたくはないが、さまざまな人がこの小さなクルマに興味を持ってくれることは、クルマオタクとして素直に嬉しい。

なお、筆者はカスタムも大好きなので、弄れる範囲はこだわりのパーツをかき集めて弄っている。趣味はネットオークションウォッチングと言っても過言ではないほど、暇さえあればいろいろ探している。とはいえ、EK9は純正のエクステリアでほぼ完成されていると思っているので、変更しているのはリアスポイラーのみ。こちらはBOMEXというメーカーの製品で現在国内では廃盤となっているモノだ。ぱっと見で純正のような見た目でありつつも迫力あるサイズであるところが気に入っている。

ロールケージもスパルタンなシビックらしさを強調するのには必要な要素だと思っているので、お気に入りのパーツだ。元々入っていたのだが、後からでも付けたかったパーツなので最初から入っていた点は嬉しいところ。2名公認となっているが、内装が残っているのもこだわりだ。ただ、シートが倒れないので積載力が半端なく悪い。

シートはBRIDEのアーティス2というもの。ジムカーナなど、サイドブレーキを多用する人向きに左肩が若干小さく作られている。EK9の性格に合うだけでなく、BRIDEの古いタイプのロゴを使ったシートを入れることで、「このクルマが販売されていた当時の雰囲気を出せるのではないか?」という狙いから、あえてこの古いモデルの極上品を探してきて装着している。ちなみに、1998年にN1耐久レースで「ギャザズシビック」として大活躍したあの車両にも同じ色の同じロゴのシートが入っているのだ(あちらはジータ2)。緑色のシートベルトはTAKATA製の6点式フルハーネスだ。これも日本製のパーツをチョイスし、流行りのJDMっぽさを意識しているこだわりである。

エキゾーストはエキマニからリアピースまでホンダチューニングの名門「SPOON」の製品で統一している。とくにリアピースは、大きなオーバルサイレンサーが特徴的なモデルで、それも内部がグラスウールでなく、金属板の隔壁を使って消音するという貴重な初期型モデル。なので、回転を上げていくと内部で反響するような気持ちのいいNAサウンドを響かせるのが自慢だ。ちなみに、このほかにもエキゾーストは3セットほど所有しているので気分によって付け替えることもある。

アルミホイールはホンダファンにはお馴染みのバーディクラブ製の傑作ホイールP1レーシングの鍛造モデルであるP1レーシングQF。サイズは15インチとなりリムは7Jだ。街乗り用のスニーカー的な役割として利用している。なお、このほかにもホイールを3セットほど所有しているので、目的などに合わせて変更した。

車格的に15インチというサイズにこだわりがあるのだが、「5穴、PCD114.3」というサイズが今や超貴重なので、半分コレクションのようになっている。先日RAYSよりEK9にぴったりサイズの新作が発表されたので気になっているところだ。先述のエキゾーストにしろホイールにしろ、サイズが大きいが故に実家のガレージを占拠しており、帰省のたびに小言を言われるが、どれも貴重なパーツなので“資産”ということで大事に保管している。万が一破産してもパーツを手放せば数カ月は暮らせるくらいにはなるはずである。

車高調も組んでおり、こちらも老舗の戸田レーシングが手掛けるFIGTEXダンパー(バネレートはフロント14kg、リアは12kg)。筆者のEK9は綺麗に維持しつつもサーキットも走らせる仕様なので、足まわりも一応拘っている(つもり)だ。とはいえもう2年以上自身のクルマでサーキットを走れていないのだが……。

先祖代々に伝わる家宝にしたい

たかが1台のクルマ紹介が非常に長くなったが、筆者のEK9は語っても語り尽くせないほど、たった5年でさまざまな思い出が詰まっているクルマであり、まさに相棒の2文字がピッタリなクルマだ。今後は、サーキットをもっと走る機会を増やしつつ、有名な展示イベントなどにも置いてみて、さまざまな人からいろいろな意見を聞き、交流を持ちたいと思っている。それと、クルマはゴム部品というナマモノも多いので、近いうちにブッシュ類の総リフレッシュや、負荷が掛かるエンジンやトランスミッションのO/Hなんかも行いたいと思っている。

というわけなので、手放す気は皆無どころか、自分が高齢化で乗れなくなっても、子孫に受け継いでいきたいと思っているほどだ(いればの話だが!?)。大袈裟に言えば先祖代々に伝わるような家宝にしたいほどである。「カーボンニュートラルが進んで内燃機関に乗れなくなる」とか噂されているが、個人的には冗談ではないというところ。もしそうするのであれば筆者が死んでからにしてほしいと切実に願っている。このEK9と付き合い始めてまだ5年。”二人六脚”の旅はまだまだはじまったばかりである。

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