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日本に100台の限定アバルトの抽選に親戚と一緒に当選!「695セッタンタ アニヴェルサーリオ」のリアウイングは立て過ぎないのがポイントです

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

フィアット500/自然の豊かな林道を動画に収めながらドライブのが楽しみ

前の愛車であるフィアット バルケッタが故障。修理ではなく乗り換えを決意したとき、真っ先に思い浮かんだ候補がフィアット500だった。デビューした当時からデザインに惚れ込んでおり、いつの日か乗りたいと思っていた憧れのクルマ。特に気に入っているのは柔らかくキュートな印象のライトまわりと、家庭で「キイロ号」というニックネームが付くボディカラーだ。

可愛らしい印象を抱くのはオーナーのイシザキアキラさんだけじゃなかったようで、イメージがピッタリとのことで新築住宅の広告写真に使われたこともあったという。愛着を持って維持し続けるいっぽうで、使い方は意外とハードだったりもする。ラリーのようにアクセル全開で攻めるワケではないものの、イシザキアキラさんの趣味は自然の豊かな林道をドライブすること。

その際にはムービーを撮ることがお約束になっているが、一般的なドライブレコーダーや車内から撮影するワケではない。なんとフロントバンパーを加工してステーを取り付けられるようにし、小型のアクションカメラを使いローアングルから迫力満点の映像をモノにするのだ。

そちらの相棒はニコン「キーミッション170」で、170度のワイドな画角に4Kの精細な画質に加え、耐衝撃性の高さや防塵設計といったタフなところもお気に入りで、防水性能も備えており急な雨でも安心。オフロードを走れば飛び石や木の枝などで車体に小傷が付くこともあるが、ブレーキを酷使した証であるダストも含めて「それくらいは勲章です」とイシザキアキラさんは割り切っている。当然ながら凹みや大きな傷が付かないよう配慮はしており、走行の前後には点検およびメンテナンスを決して怠らない。

愛車のコンディションが万全であるとの自信を持っており、高い運転技術を備えているからこそ楽しめるワイルドな趣味といっていい。とはいえ酷使しているだけに、最近はサスペンションのヘタリが気になるとか。

所有して早5年が過ぎたこともあり、そう遠くないうちにリフレッシュを兼ねたカスタムを計画中だ。クルマは「所有しているというよりも飼育、乗り物じゃなくペットに近い感覚なんですよ」と語るイシザキアキラさん。文字どおり日常生活から趣味までトコトン使い倒しながらも、家族の一員として体調に気を配ることは決して忘れないのだ。

アバルト695セッタンタ アニヴェルサーリオ/見た目ノーマル仕様の「羊の皮を被った狼」を目指します

すでにご紹介した、親戚のdabasanさんと超希少なアバルト誕生70周年の限定車、日本でわずか100台の「695セッタンタ アニヴェルサーリオ」に乗るおみずさん。ボディカラーは専用の「ヴェルデ・モンツァ1958」で、都道府県名こそ違えどナンバープレートの数字は同じ『695』で揃えたという。

狭い街なかでも取りまわしやすいコンパクトなボディ、それでいて高速道路ではまったく不満を感じないパワフルなエンジン、オシャレな内外装のデザインに小気味よく走るサスペンション。そして限定車ならではの特別装備と何もかもがお気に入りという。

おみずさんは「どノーマルです」と謙遜するものの、より上質な乗り味と運転のしやすさを追求するため、ちょっとしたモディファイが施されている。ひとつは若干ながらハードさを感じる乗り心地を改善するためにチョイスした、走行時の振動を軽減させるコックス製のボディダンパー。路面コンディションによりわずかに変形するボディや振動を、スムーズかつ穏やかに整える減衰力機構を備えたアイテムで、快適性だけではなく高速安定性やハンドリングにも好影響を与える。

アバルト695はラゲッジの奥に取り付けるよう設計されており、決して多いとはいえない積載量をまったく犠牲にしないうえ、内装を取り付ければ見えず「羊の皮を被った狼」なところも大きな魅力。もうひとつは「ノーマルは少し小さいな」と思っていた、フットレストのサイズアップだ。

おみずさんの愛車は2ペダルなのでクラッチ操作が不要、必然的に左足はフットレストに置きっぱなしだ。ところが小ぶりなせいでコーナリングでは踏ん張りが効きにくいし、横Gのかからない街乗りでもイマイチ使いにくい。そこでボルトオンで取り付けられるフットレストを探して交換したところ、表面にパンチング加工が施されているせいもあり、大きさも滑りにくさも格段にアップしたとのこと。

室内では「いま買ったばかりです」と話す、スマートフォンのホルダーが唯一といっていい社外アイテム。保安基準で定められた前方の視界を妨げない位置ながら、少ない視線の移動で地図アプリなどを表示した画面を確認でき、かつ置くだけでスマートフォンの自重でホールドされる。運命の出会いを果たしたアバルト695セッタンタ アニヴェルサーリオ、これからも少しずつ自分の色に染めていくそうだ。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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