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納車まで2年待ったマセラティ「MC20」は「完成度が高すぎてイジるところがありません!」家族に内緒で頭金を入れた甲斐がありました

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典

  • MC12以来16年ぶりとなるマセラティのミッドシップスーパーカーとして、MC20がデビュー
  • マセラティブランドの新しい時代の到来を象徴するモデルとして登場したMC20
  • リアスポイラーが装着されていないが、ボディ自体の空力性能の向上で、十分なダウンフォースが得られている
  • 下部にカーボンファイバー製のエアロパーツを集約
  • ドアにはMC20の名が刻まれている
  • リアガラスのルーパーもマセラティのエンブレムであるトライデントをイメージした形状になっている
  • クルマの完成度が高すぎてイジるところがないので、ホイールを変えるぐらいかもしれない、とはヨッシーさんのコメント
  • 「MC」は「マセラティコルセ」のことで、「20」はMC20を発表し、レースへの復帰を宣言した2020年を意味している
  • MC20を駆り、ツーリングを楽しんでいるヨッシーさんは、かつてギブリやレヴァンテを愛用していた
  • クルマの完成度が高すぎてイジるところがないので、ホイールを変えるぐらいかもしれない、とはヨッシーさんのコメント
  • ボディの上部はエアロパーツを採用せず、下部にカーボンファイバー製のエアロパーツを集約することで独自の雰囲気を作り出している
  • ドアはガルウィングまではいかないが、斜め上方向に開くため、かなり目立つ

セントラルサーキットで開催されたチャオイタリア2023

2023年10月22日(日)に兵庫県のセントラルサーキットで開催された「Ciao Italia 2023」はイタリア車限定のサーキットイベント。定番ヒストリックカーから最新のスーパーカーまで、年式もメイクスも多様なモデル187台がエントリーした一大イベントの会場から、気になるクルマのオーナーにお話を伺ってみた。

マセラティ MC20を新車で購入

「発表されたときから2年半ほど待って、ようやくマセラティ MC20の新車が納車されました。懇意にしているディーラーのセールススタッフにMC20はプレミアがつくと言われ、家族に内緒で頭金を入れてしまったんですよ」

そのように話してくれたヨッシーさん(66歳)によると、ジャパンツアーと称し、2021年1月5日から2月1日にかけて日本全国のマセラティディーラーにて実施された「MC20」の巡回展示を見に行ったときに気になってしまい、思わず購入してしまったそうだ。ちなみに、ヨッシーさんが購入前に見たMC20はエンジンが積まれていなかったそうなので、もしかするとジャパンツアーではなかったのかもしれない。

ヨッシーさんはスーパーカーブームを経験した世代よりもちょっと上だが、現在55歳前後のクルマ好きにとって、マセラティといえばボーラやメラクといったミッドシップスーパーカーが白眉ということになる。

ボーラやメラクが生産終了となった後は、優雅でスポーティなイメージをうまく活かした乗用車やフェラーリのもとで誕生した高級スポーツカー、はたまたアルファ ロメオとの関係性の中で生み出されたラグジュアリーカーなどがマセラティを支え続けてきた。MC20はそうしたなかで、久しぶりにマセラティからリリースされたミッドシップカーで、そのニュースに心ときめいた人も多いだろう。

MC12以来16年ぶりとなるミッドシップスーパーカー

古くからのマセラティファンが自社製ミッドシップスーパーカーの登場を待ち望んでいる中、2004年に「MC12」が発表されたが、これは「エンツォ・フェラーリ」のコンポーネンツを流用したホモロゲーションモデルであった。MC12は誰もが購入できるカタログモデルではなかったので、もはやマセラティからファン待望のミッドシップスーパーカーは出ないのか……と、落胆した人もいたはずだ。

マセラティブランドの新しい時代の到来を象徴するモデルとして登場したMC20は、カタログモデルとして2022年1月からデリバリーがスタート。去る10月22日にセントラルサーキットで開催されたCiao Italia2023の会場でお話を伺ったヨッシーさんも同年にMC20を購入した。

「CiaoItaliaに参加するのは6回目で、ギブリで3回、レヴァンテで2回、今回のMC20で1回という内訳になります。仲のいい知り合いがマセラティのオーナーなので、私もギブリ、レヴァンテ、MC20を購入することになりました。セールススタッフとの信頼関係というか付き合いがあるのでマセラティを買い続けています」

淡路島へのツーリングはすでに楽しんだことがあるので、今後、鳥取の大山などを走ってみたいとも話してくれたヨッシーさんは、まだ2000kmしか走行していないMC20で各地を巡ることになるだろう。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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