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ランボとポルシェの「オフロード用スーパーカー」がトレンドになる!?「911ダカール」と「ウラカン・ステラート」を紹介します

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: ポルシェジャパン/Automobili Lamborghini S.p.A.

  • パリ・ダカール・ラリーで優勝したポルシェ959をオマージュ
  • 911ダカールの内装
  • ポルシェ911ダカール
  • ランボルギーニのウラカン・ステラート
  • ランボルギーニのウラカン・ステラートは、ベースとなったウラカンEVOよりも最低地上高は44mmも高められ、フロントでは30mm、リアでは34mmもトレッド幅が拡大されている
  • オフロード走行に特化した機能が追加された
  • 911ダカールはパリ・ダカール・ラリーで優勝した959をオマージュしている
  • ウラカン・ステラートのリアビュー
  • スーパースポーツカーメーカーであるポルシェとランボルギーニのオフロードカー

スーパーカーメーカーなのにラリーカー!?

スーパースポーツカーメーカーが超高級SUVをつくっていることは御存知のとおり。だが、ラリー仕様車をつくっていることを知らない人は意外と多いかもしれない。じつはポルシェやランボルギーニも本格的なオフロードカーをつくっていたのだ。同社のラリー仕様車について、詳しく解説していこう。

ダカール・ラリーに参戦したポルシェ

ポルシェといえばレースといったイメージだが、じつはラリーの世界にも積極的に参入していた時代があることを記憶しているファンも多いことだろう。その象徴的な存在ともいえるのが、ポルシェが1970年代から開発に取り組んだ4WDシステムを搭載したモデル。最初に登場したのは1993年のフランクフルト・ショーに姿を現した「グルッペB」であった。

この直接的なネーミングからも想像できるように、このモデルは200台の生産を終了して当時のグループB車両としての公認を得ることを目的としていたが、最終的には283台が生産され見事にその目的を達することになった。じっさいには世界ラリー選手権(WRC)と世界耐久選手権(WEC)への参戦を目的としたが、グループBの消滅でWRCへの参加は叶わなかった。そこでポルシェが挑んだのが1984年のパリ・ダカール・ラリーである。その姿を覚えているファンも多いだろう。

「911ダカール」は、その時のマシンをオマージュすると同時に、スーパースポーツカーでありながら、現在世界中でまとめられている高性能SUVとしての実用性を兼ね備えたモデルと考えてよいだろう。通常時には911カレラのスポーツサスペンション車と比較して50mmアップした車高を得ているが、さらにリフトシステムを使用することで、悪路では30mmの車高を稼ぐことができる。これによってアプローチアングル、デパーチャーアングルは大きく拡大されるのは間違いない。

タイヤはピレリ製のスコーピオン・オールテレイン・プラスで、フロントに19インチ、リアには20インチを採用。サイドウォールとスレッドには2層のカーカスプライを構成し、高いカット性を実現しているのも特長だ。

ダカール・ラリーで優勝した959が復活!?

搭載されるエンジンは、3Lの水平対向6気筒ツインターボ。最高出力と最大トルクはそれぞれ480ps、570Nmという数字になり、0−100km/h加速を3.4秒で、最高速では240km/hを達成する。車重は1605kg、ポルシェ911伝統のスポーティな走りは、オンロードで十分にそれを楽しむことができる。

また走行モードには新たに「ラリー・モード」や「オフロード・モード」を追加。エクステリアでは新開発のCFRP製固定式軽量スポイラーが追加されたほか、オフロードユースに対応してサイドシルなどにはスチール製の保護エレメントも装備。フロントのサイドエアインテークも再設計されている。

パッケージ・オプションを選択することで、1984年のパリ・ダカール・ラリーで優勝した「959」のイメージを現代に復活させることも可能な911ダカール。それはポルシェのファンにとっては実に気になる存在だろう。ちなみに日本での価格は3099万円。ハンドル位置は右、左の両方が選べるが、トランスミッションは8速PDKのみとなる。

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