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【故 鳥山明先生追悼】漫画の神様に捧げるクルマと漫画のコラボ研究。JOJO、進撃、ワンピース! メルセデスはサブカルコラボが大好きだった!? 【真夜中の自由研究 神保町ひとりオフ会】

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TEXT: AMW 樋口佳子(HIGUCHI Yoshiko)  PHOTO: Mercedes-Benz Japan/アプロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020/諫山創/講談社/Nintendo/荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社/O/S•F•T O/2022OP

  • メルセデス ミー 東京羽田で、国立新美術館で開催された『荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋』とのコラボイベントが開催された (C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
  • やれやれだぜ。これは「ジョジョの奇妙な冒険」とメルセデス・ベンツ Cクラスのコラボで誕生した「ドドドカー」じゃあないか (C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
  • ジョジョの代名詞のひとつである「擬音」ドドドに全身包まれたC-Class。「ミニ・ドドドカー」がカワイイ (C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
  • 「進撃の巨人」とのコラボ。「異色のコラボ」と自分で書いちゃうぐらいなのに、なぜやった⁉︎ (C)諫山創/講談社
  • 超大型巨人にリヴァイ兵長まで登場。兵長に「お前は間違ってない。やりたきゃやれ」と言われたので、開催する方を「選んだ」というわけですね、わかります (C)諫山創/講談社
  • 「いかなる時代も自由を求めて進み続けた進撃の巨人と、妥協なく進化を続けるメルセデス」だからコラボしたそうですよ。そりゃ高級車業界では世界の巨人メルセデスですもんね (C)諫山創/講談社
  • わかります、「いいから黙って全部オレに投資しろ!」とエレンに言われたのですね。これはもうメルセデスもエレンに投資するしかないですよね (C)諫山創/講談社
  • ファンならどのシーンもどのセリフも胸熱だ。ありがとうメルセデス様 (C)諫山創/講談社
  • 映画『ONE PIECE FILM RED』とのコラボ (C)O/S•F•T O/2022OP
  • メルセデス・ベンツEQBと映画『ONE PIECE FILM RED』のコラボ。カッコいいー!! (C)O/S•F•T O/2022OP
  • EQBとワンピースがコラボした1/8モデルカー。ファンなら絶対欲しいやつ (C)O/S•F•T O/2022OP
  • 「DOWNSTAIRS COFFEE」では、映画『ONE PIECE FILM RED』の世界観をモチーフにしたコラボメニューも登場。ゴムゴムの実を食べて、ゴム人間になれる⁉︎ (C)O/S•F•T O/2022OP
  • 「スーパーマリオブラザーズ」とのコラボ。まさかのマリオが運転するGLA!? 可愛すぎる‼︎ (C)Nintendo
  • GLAでハテナブロックをぶっ壊すという暴挙! (C)Nintendo
  • 任天堂の家庭用ゲーム機Wii U™ゲームソフト 『マリオカート8』とのコラボ。メルセデスから自動車のアイコン的存在の1930年代の伝説のレーシングカー「W25 シルバーアロー」、50年代の「300 SL ロードスター」、「GLA」が参戦した (C)Nintendo
  • いきなりの実写ですか笑 (C)Nintendo
  • 劇場版『仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』に登場したMercedes-AMG GT 「ネクストライドロン」。劇場版用に特別に装飾され撮影に使用された実車 (C)tv asahi
  • 「仮面ライダードライブ」とのコラボをお客さんも熱心に写真に収める。自分も大泉学園にある東映撮影所のスタジオツアーに行くほどには好きです! なんてったって推しのNSXがライダーカーなんて最高じゃないですか (C)tv asahi
  • 映画『映画ドラえもん のび太の新恐竜』とのコラボも。(C)アプロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020
  • 迷彩柄の中にさりげなくドラえもんが (C)アプロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020
  • GLAとコラボした等身大のドラえもん (C)アプロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020
  • ドラえもんに「どこでもドア」を出してもらうのもいいけど、メルセデスに乗って移動時間も優雅に楽しみたいな (C)アプロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020
  • YOASOBIとともにアリーナツアー「YOASOBI ARENA TOUR
  • YOASOBIとコラボしたBクラス。「夜に駆ける」姿が似合うド派手でクールなカラー
  • YOASOBIとコラボしたAクラス。怪しげなカラーリングは、まるで「アイドル」か「怪物」か、それとも「勇者」?
  • アリーナツアー「YOASOBI ARENA TOUR
  • スタンド攻撃を受けているぞ! スタンド使いはどこに!? (C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
  • ファン感動ものの原作シーンが全面に。「それはもう…最高にたぎるヤツ」じゃないか! (C)諫山創/講談社
  • メルセデス・ベンツがコラボした「ジョジョの奇妙な冒険」と「進撃の巨人」。やれやれ、サイコーのコラボじゃあないか

急遽、鳥山明先生の訃報を受けて心から哀悼の意を表し、研究成果を発表します

AMW編集部員が真夜中にこっそり好き勝手に好きなことだけをひたすら追究する本企画。題して「真夜中の自由研究」です。今回は、推しを生き甲斐としてオタ活にいそしむアニオタ研究員が自分勝手に持論を展開します。

平成は痛車、令和は推し車?

これも推し活というかオタ活というべきなのか、私の日課のひとつに、X(旧Twitter)での推し情報パトロールがある。そんなXで不意に出会ったのが、海外オーナーのフォード「マスタング」だった。一気に目も心も奪われてしまった。そのマスタングはある人気漫画の原作シーンがボディ全面にひたすら描かれているもので、カラーでもなくモノクロなだけに、よりいっそう各場面の迫力が伝わってくるものだった。これは欲しい(やりたい)!?と、脳天にぶっ刺さってしまった……。

ところがあとで見返そう思ったら、その投稿は膨大なツイートの波間に消えてしまっていた。そうなるとオタクの執念というか性というか、必死でググっていると……似たようなクルマが。驚くことに、それはメルセデス・ベンツの車両で、しかも公式。え? 公式? と疑いながら検索してみると、ほかにもオタクゴコロをくすぐる車両の数々が出てくるではないか。意外にもメルセデスはサブカルチャーとのコラボレーションを連発しているメーカーでもあったのだ。

これまでのコラボとして漫画・アニメでは『ジョジョの奇妙な冒険』、『進撃の巨人』、『ワンピース』があり、『ドラえもん』も。ほかには『スーパーマリオブラザーズ』、『スター・ウォーズ』、『仮面ライダードライブ』、アーティストでは「YOASOBI」など、絶大な人気コンテンツたちとメルセデスは手を組んできた。

ファンならばコラボ商品は即予約の垂涎ものではあるが、コラボ相手が天下のメルセデスとなると金額的にもそう簡単にはいかないだろう。しかしゴリゴリのガチ勢なら金額なんて関係ない、なんとしてでも手に入れたいと思うだろうし、企画展示車のように売ってくれないものなら作ってやろうと考えるファンが世界中にいてもおかしくない。

かつてはインスタ映え、いまは推し活・オタ活映え

今や推し活といえばいわゆる「チー牛」みたいなオタク男子ばかりというイメージとは程遠い世界となってきている。コラボイベントなどはSNSの「いいね」目当てのキラキラした女子たちであふれていて、推しのためには綺麗な自分でいるし、オシャレして推しに“会いに行く”のが常識という世界なのだ(筆者の肌感)。

しかも、なんでオタクってあんなにお金を持っているの!? と世間が思うように、運営側もそこからいかに「献金」させるかが命題となっている。いつからかグッズは何でもランダム商法で、週替わりの入場特典やらキリがない。万単位の“大きなお友達”向けグッズだってオタク相手なら有り難がって完売するわけで。コロナ禍にオタクは日本経済の救世主とまで言わせたのは、400億円という前代未聞の興行収入を達成した映画『鬼滅の刃 無限列車編』である。もはや失われた30年と言われて失速した日本経済においても、オタク産業だけはその勢いが止まらない。そんな推しのためなら大枚はたいても惜しくない裕福なオタクを世界的な大企業がほっとくわけもなく。

とはいえ、世界的ラグジュアリーカーメーカーであるメルセデスという看板を背負っている以上、何でもコラボすればいいというわけではない。あくまで上質感を追求するブランドであり、富裕層を顧客にもつイメージに傷をつけるわけにはいかない。しかしそんなメルセデスだからこそインスタ映えには貢献してきたが、かえってそれが一部の消費者層を遠ざける結果になった感も否めない。時を経て、インスタ映えも今はハイブランド自慢よりも、オタ活自慢の場として隆盛を極めている。その機運をメルセデスも逃すわけがなく、これまで苦手としてきた層へのアピールとしてサブカルコラボに乗り出しているのかもしれない。

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