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【今さら人には聞けないホイールの基礎知識】買う前に知っておきたいデザインや構造・製法で何が違う?

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: weds/佐藤亮太(SATO Ryota)/冨川真一(TOMIKAWA Shinichi)/白谷 賢(SHIRATANI Ken)/日産自動車/日産モータースポーツ&カスタマイズ

鋳造と鍛造のちがい

次は製法について。オーソドックスなのは高温で溶かしたアルミを型に流し込んでから冷却する鋳造で、複雑なデザインが作りやすく大量生産ができコストも抑えられるのがメリット。対する鍛造はアルミに大きな圧力をかけながら成型する方法で、金属の密度が高まるため強度や耐久性でアドバンテージがあり、かつ軽くすることができスポーツ系のホイールで多く採用される。

ただしデザイン性や価格の面では不利。メーカーによっては溶かしたアルミを型に入れてから圧力を加え、強度/剛性/軽さとデザインの自由度を両立させた製法もある。

デザインの基本は4タイプ

最後は代表的なデザインについて。軽快な印象を与えるのは「スポーク」タイプで5本や6本など数の違いこそあれど、開口部を大きく取れるため放熱性に優れスポーツカーでは特に人気が高い。網目のようなデザインは「メッシュ」タイプと呼ばれ、足もとで繊細さや高級感をアピールしたい人にピッタリ。皿をイメージさせる平面を基調とした「ディッシュ」タイプは、力強く重厚なイメージで高級セダンやSUVなどによく似合う。

最初に挙げたスポークを細身にして数を増やしたのが「フィン」タイプで、繊細な印象を与えつつホイールを実際のサイズより大きく見せる効果もある。複数のデザインをミックスしたようなホイールも少なくないが、基本は上記4パターンのどれかに分類できると考えていい。同じホイールといえど構造/製法/デザインなどによって特性は大きく変わるので、自分のカーライフやカスタムの方向性をよく吟味したうえで選びたい。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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