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旧車テイストが漂う日産「レパード XS-II」はツライチ仕様! フジツボ、ナルディに「ホイールはBBS風でキマり!」です

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)

  • 上田さんの愛車は1988年(昭和63年)式となるため、前期型の最終仕様となる。排気量2000ccのSOHCジェットターボ空冷インタークラ―装備のVG20ETエンジンを搭載。155psを発生した
  • レパードファンの多くが語るように、このクーペスタイルこそ、この車両が愛される姿の象徴なのだ
  • フロントリップスポイラーが装着されており、スポーティ感が強調されている
  • 最上級グレードのアルティマには雨天感知オートワイパーが設定されていた。レパード XS-IIが愛車の上田さんは、ここもアルティマ仕様に
  • エンブレムはアルティマへ変更。しかも、マグネットによる取り外し可能な脱着タイプとすることで、エンブレム自体の劣化をできるだけ防ぐようにしている
  • フェンダーとホイールの絶妙なツライチが上田さんのこだわり。サスペンションはJIC製ネジ式車高調をワイズスポーツでオーバーホールして使用。フェンダーはリアのみミミ折り加工して、前後通し8.5Jのホイールをスペーサー付きで装着
  • マフラーはフジツボ製を装着する。触媒をストレートタイプへと変更
  • ハンドルはナルディで、ボスはワークスベル製を使用。ホーンはクルーズコントロールボタンを流用した完動品だ
  • VG20Eが搭載されたXJ/XJ-IIのみに設定されていた5速マニュアルへと載せ換えた
  • お父さんの影響で、息子さんもレパード好きに。様々なF31レパードのダイキャストモデルなどを集めて楽しんでいるそうで、英才教育もバッチリ!
  • 約10年前に購入したレパード XS-II。直線が強調されたシャープさがこの時代特有のデザインで、上田さんもこれに魅了された
  • ホイールはBBS風デザインの17インチメッシュを選択。スペーサーはフロントが20mm、リアが45mm。上田さんいわく「まがい物と分かっていて使っているので、いつか、885(注)のホイールキャップを手に入れて装着してみたい」とのこと。(注:フィンランドのVannetukku社が発売していた製品で、BBSとの訴訟問題に発展。2018年に商標権侵害と認定され、885の商標使用が禁止となり、BBSに対して賠償金支払い命令も出ている)。
  • 1988年式の日産 レパード XS-IIと、オーナーの上田真志さんと息子さん

2代目レパードで目指した旧車風モディファイ

2023年11月4日に岡山県玉野市にある道の駅、みやま公園でで開催された「レパードオープンミーティング2023」で、ツライチの美しさが印象的な日産「レパード」を発見。オーナーの上田真志さんは、『あぶない刑事』を観たことでレパードに魅了されたひとりでした。18歳からはじまった愛車生活は、セダンをベースとしたVIPがメイン。その趣向が、現在の愛車にも引き継がれていたのです。

夕方の再放送を夢中になって観ていた、あの頃の憧れ

1977年生まれの上田さんにとって、『あぶない刑事』はリアルタイムで知っていても、どちらかというと夕方の再放送を楽しんでいた世代だそう。このドラマを観たいがために放送日には走って帰宅。そして当たり前のように、劇中に登場するレパードに魅了されていった。

「18歳で免許取得後に乗ったのは、母親からお下がりでもらったY31型シーマでした。それと同時に、三菱 ミニカウォークスルーバンも手に入れて、2台所有していました。シーマは1年3カ月ぐらい乗って、その後にJZS14型クラウンに乗り換えたのです。ちょうどセダンが流行っていた時代ですね」

成人式を迎えた上田さんは、そのクラウンで参加したとのこと。その頃はすでに、「VIPカー」と呼ばれるジャンルが誕生していた時代。ベース車両として、上田さんが所有していたY31シーマは絶大な人気を誇っていたはずだったが。

「シーマは人気すぎて他の人たちと車種が被ってしまうから、あえて人気のないJZS14クラウンにしたのです。でも、さすがに前期型はカッコ悪いので、後期型を選びました。ハーフタイプのみで2ブランドぐらいしか発売されてなかったんですよね」

その後、今度はフォード「リンカーンタウンカ―」に乗り換え、ホイールはレオンハルトのディッシュを選択。PCDが合わないため、ピッチは穴あけ加工で対応したという。そして結婚を期に、MS125型クラウンへと変化していった。

「あの頃はセダンが主流だったから、2ドアやクーペは自分がおじさんになってからでいいなと思っていましたね」

このように、若かりし頃の上田さんはVIPセダンを楽しんでおり、その経験が現在の愛車にも踏襲されているという。

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