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彼女の初愛車の日産「フィガロ」が驚くほどキレイな理由は? じつは「パオ」も増車してしまうほど車の虜になりました

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

  • 「クルマは子どものような存在」とも話してくれた“サンテ”さん(左)は、これからも極上のフィガロをパートナーとした自動車趣味生活を楽しんでいく
  • フィガロは1989年の東京モーターショーで発表され、1991年に2万台の限定生産車として発売
  • ボディカラーは、エメラルド、ペールアクア、ラピスグレイ、トパーズミストの4色が設定された
  • 専用のオープントップ機構を持つ、小粋でエレガントなスタイリングの2ドアパーソナルクーペだ
  • コーナーポールがあると格段に運転しやすくなるので、これも嬉しい装備のひとつ
  • ずっと屋内保管なので、ボンネットの裏側にある作業灯も新車のようなコンディション
  • ありとあらゆる部分が入念に作り込まれており、いい時代に開発、生産されたことが窺い知れる
  • エンジンはMA10ET型の直列4気筒OHCターボで排気量は987cc。最高出力は76psだ
  • オーナーである“サンテ”さんが自作した愛らしいフィガロたちがダッシュボード上に飾られていた
  • インテリアはホワイト基調。シートをはじめとする各部に本革が奢られている。メーター類も専用デザイン
  • 長年にわたり屋内保管されてきたという1991年式の日産フィガロ

谷保天満宮旧車祭で出会ったキレイな日産パイクカー

オートモビル・クラブ・ジャパンが2023年12月10日に東京都国立市の谷保天満宮で開催した「谷保天満宮旧車祭」には、戦前車からスーパーカーまで約190台の名車が集まりました。そんな会場より今回は、美しいコンディションからオーナーの愛情がよく伝わってくる日産「フィガロ」を紹介します。

2018年に買った初めての愛車は日常の買い物にも活躍

谷保天満宮の本殿の近くに驚くほどキレイな日産「フィガロ」がいたので持ち主と思しきご夫妻に声をかけてみたら、奥さまのほうがオーナーだった。

2018年に初めての愛車として1991年式のフィガロを購入したオーナーの“サンテ”さんは、この小粋でエレガントな2ドアパーソナルクーペを日常の買い物にも使用しているのだという。

「自宅の近所にフィガロを所有している方がいて、ひと目惚れしてしまいました。ほぼノーマルである点がこだわりのポイントです。歳をとってクルマを運転できなくなったら、いい人に引き継ぎたいですね」

「Be-1」、「パオ」、「エスカルゴ」に続く日産のパイクカーシリーズの4作目として1991年に発売となったフィガロといえば、大人気刑事ドラマ『相棒』の劇中において警視庁特命係の杉下右京が自家用車として乗っていたクルマとしても有名だ。日本国内はもちろん、海外でも熱心なファンを獲得しており、かつてはロンドンにもフィガロ専門の中古車ショップが存在したといわれている。

サンテさんに愛車との一番思い出深いエピソードを伺ったら、来日したイギリス人のフィガロオーナーを乗せ、いろんなところを案内したことだと話してくれたので、実際に海外(主にイギリス)での人気が高いことは間違いないのであった。

じつは日産パオも増車してパイクカー2台持ち

既述したように、サンテさんのフィガロは驚くほどキレイだったので、その理由についても質問してみた。

「このフィガロは長年にわたって屋内保管されてきたんですよ。広島にあったのですが、日帰りで行って、その足で買ってしまいました。純正オプションいっぱいのクルマでしたね」

純正オプションのドリンクホルダーやコーナーポールなどを装備しており、助手席のラックもそうなのかと思っていたら、こちらは旦那さんが自作したものだった。

ちなみに1989年式のパオも2020年に入手したそう。ここまできたらBe-1とエスカルゴも増車し、日産のパイクカーシリーズをフルコンプリートして欲しいものだ。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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