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【55台限定】フェラーリ「F355」をレストモッド! イアン・カラムのデザイン事務所が90年代スーパーカーを超絶カッコよく再定義しました

【55台限定】フェラーリ「F355」をレストモッド! イアン・カラムのデザイン事務所が90年代スーパーカーを超絶カッコよく再定義しました

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TEXT: 武田公実(TAKEDA Hiromi)  PHOTO: Evoluto Automobili

最高出力は380馬力から420馬力にパワーアップ

「355 byエヴォルート」の魂は、自然吸気のフラットプレーンクランクV8エンジン。スタンダードのF355用から40psアップに相当する、420psという最高出力を8500rpmの高回転でマークする。また、200点を超える新規および再設計されたエンジン部品により徹底的に作り直されたパワートレインは、パワーやレスポンスにくわえて、信頼性を21世紀の水準に向上させるという。

このアップグレードされたエンジンは、エヴォルート独自の設計となるクイルシャフトによって振動を減らし、熱も最適化することによって21世紀基準の信頼性を提供。より効率的な動力伝達によって、エンジン性能を向上させる。くわえて、新たにCNCポート加工されたヘッドは、より大きな吸気バルブを備えて出力向上を図るとともに熱管理の改善にもつながった。

355シリーズの21世紀版は、サウンドにも最上級の力が注がれた

そして、歴代V8フェラーリのなかでも最高の「美声」の持ち主として知られるF355のレストモッド車である以上、現代版たる355 byエヴォルートでも、エキゾーストサウンドが重要なトピックとなるのは間違いあるまい。

そこでエヴォルート アウトモビリは、新設計の等長マニホールドや軽量チタン製スポーツ排気システムの採用にくわえて、エンジンチューニングも最適化するなどのサウンドチューンに最上級の力を注いだ結果、性能特性と感動的な音響プロファイルの完全両立に成功したとアピールしている。

さらに「ピーク アナログ(アナログの頂点)」をテーマとしたドライビング体験を目標としていることから、トランスミッションは6速MTを選択。そのシフトフィールは、355 byエヴォルートの運転体験の開発において最も重要視されたという。また、フロントに「Brembo GT」6ピストン+スロット入りディスク、リアに4ピストンキャリパーのブレーキシステムを標準装備するほか、オプションでカーボンCCMRブレーキも選択可能とされている。

DRVNオートモーティブグループのエグゼクティブチェアマン、ダレン・マクダーモット氏は、355 byエヴォルートを次のように評している。

「先進的なドライビングダイナミクス、最先端のテクノロジー、そしてクラスを再定義するエンジニアリングを組み合わせて、象徴的な1990年代のイタリア製スーパーカーを再考したプログラムです」

55台のみ限定製造され、2024年8月に北米カリフォルニア州モントレー半島にて開催される「モントレーカーウィーク」の各イベントにて、実車が世界初公開されることになっている。

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  • 武田公実(TAKEDA Hiromi)
  • 武田公実(TAKEDA Hiromi)
  • 1967年生まれ。かつてロールス・ロイス/ベントレー、フェラーリの日本総代理店だったコーンズ&カンパニー・リミテッド(現コーンズ・モーターズ)で営業・広報を務めたのちイタリアに渡る。帰国後は旧ブガッティ社日本事務所、都内のクラシックカー専門店などでの勤務を経て、2001年以降は自動車ライターおよび翻訳者として活動中。また「東京コンクール・デレガンス」「浅間ヒルクライム」などの自動車イベントでも立ち上げの段階から関与したほか、自動車博物館「ワクイミュージアム(埼玉県加須市)」では2008年の開館からキュレーションを担当している。
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