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可愛いはずのダイハツ「ムーヴラテ」がなぜバッドフェイスに? ホンダ党が仕上げた軽カーは「ミラノレッド」で全塗装してモモ製「フェラーリ」ホイールでキマリ!

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)

  • ダイハツ ムーヴラテ:ヘッドライトの一部を隠すことでアイラインをシャープに見せるボンネット加工技。なおヘッドライトはプロジェクター化されている
  • ダイハツ ムーヴラテ:ムーヴの派生車種でありながら、シャシーは共用ではなくラテ専用設計。ダイハツの本気が窺える車種だ
  • ダイハツ ムーヴラテ:利便性を高めたトールワゴンだが、ターゲットを女性に絞って可愛らしさを追求した結果大人気に
  • ダイハツ ムーヴラテ:限りなく低い車高だが、サスペンションは日正タイヤ製ワンオフ品を使用
  • ダイハツ ムーヴラテ:サンルーフは社外メーカーのベバスト製を使用
  • ダイハツ ムーヴラテ:イベント展示用で使用しているBBS製RS。リアシートにディスプレイとして鎮座していた
  • ダイハツ ムーヴラテ:「使いやすさで選んだ」という純正オプションのモモ製ウッドコンビハンドル
  • ダイハツ ムーヴラテ:ノーマルの車内はグレー。それをフィルムやペイントでレッド&ホワイトに変更
  • ダイハツ ムーヴラテ:前2脚はどちらもレカロを使用
  • ダイハツ ムーヴラテ:リアシートやドアトリムはホワイトで統一
  • ダイハツ ムーヴラテ:希少な当時物ホイールのモモ製「フェラーリ」。センターキャップタイプとなっており、外すと4穴ボルトがお目見えする
  • ダイハツ ムーヴラテ:グレードはクール。オーナーはホンダ車が大好きな山本さん

可愛らしさ全開! 女性をターゲットにしたムーヴラテ

ダイハツの主力車種である軽トールワゴンの「ムーヴ」には、さまざまな派生車種が存在します。その中でも2004年に女性ユーザーをターゲットとして登場した「ムーヴラテ」は、今でも街中で見かける人気車種です。スポーツ、セダン、ミニバン、ユーロなど、さまざまな車両が参加した屋内イベント「C.C.C Create a Car Culture」で、可愛らしく目立っていたムーヴラテを紹介します。

ノーマルで乗るつもりだったのに、気付いたらこの状態に

真っ赤なボディに、過激なローダウン。丸目2灯の可愛い顔つきも、ボンネット加工によりバッドアイ(悪目)化されており、このダイハツ「ムーヴラテ」は、会場内でかなり目立っていた。

「本当はノーマルのままで乗るつもりで手に入れたんですけど、ちょっと車高を低くすると止まらなくなっちゃいました(笑)」

そう話してくれたオーナーの山本さん。もともとはホンダが好きで、EJ1型「シビック」「アコード」「プレリュード」「インテグラ」を乗り継いではカスタムして楽しんでいたそう。

ムーヴラテを日常の足グルマとして入手したはずだったのに形が好きじゃなかったため、少しでも自身が思い描くカッコよさを表現しようとした結果が、ご覧のスタイルに辿り着いてしまったというわけだ。

「今までホンダ車をさんざんイジってきたので、もういいかなと思っていたんですけどね。軽自動車でも、購入したら同じことをやってしまいました」

ミラノレッドで全塗装が、ホンダ好きとしてのこだわり

山本さんの愛車はさまざまな部分がカスタムされていたが、一番目立っていたのはそのボディカラーだった。鮮やかな色合いは、ホンダのミラノレッド。カラーコードはR-81で、「N」シリーズ、「フィット」「オデッセイ」「シビックタイプR ユーロ」「インテグラ」「CR-Z」などに採用されている。

「ホンダが大好きなのでこの色を選んだのですが、ここまで手を入れるのならば、最初からホンダ車を買えって感じですよね(笑)」

そう自虐しては笑い飛ばす山本さんだったが、好みから外れるクルマを自分の趣味に合わせていくのも、カスタムを楽しむための理由のひとつ。そういう熱い思いのひとつひとつが、クルマの完成度を高めているのは間違いないのだ。

ボディカラー以外にもうひとつ目立っていたのは、ホイールだ。希少性の高いモモ製「フェラーリ」、PCD100の4穴で1990年代初頭の当時物が装着されていた。しかしこれも、イベント用で装着するBBS製RSの修理が間に合わなかったということで、日常で使っているホイールをそのまま履いてきたとのこと。山本さん的にはこの状態は不本意なようだったが、このホイール選択からも、カスタムにかける情熱が窺い知れる。

「本当はフロントバンパーも、ナンバー位置をセンターに移設し、開口部をグリルのデザインに合わせたものをオーダーしていたんですけど、それが今回は間に合わなかったのが悔しいです」

一度でもカスタムの沼にハマったら、簡単には抜け出すことができない。山本さんと話していると、そんなことを実感する取材だった。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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