現行型「エクストレイル」が本格アウトドアマシンに
カスタムカーのビッグイベント東京オートサロンが2025年も1月10日~12日に開催され、3日間で累計25万人を超える来場者を数えました。オフロード界のトレンドリーダーである「ロードハウス」が東京オートサロン2025でデビューを果たしたのが、日産が誇るe-POWERを搭載した現行T33型「エクストレイル」ベースのワイルドカスタムモデルです。
街乗りにもアウトドアエッセンスを加える
エンジンは発電専用で、大出力モーターのみで100%駆動するe-POWERを搭載した日産4代目T33型「エクストレイル」は、タウンユースでのファーストカーとしてマルチに使えるクルマとして注目されている。今回ロードハウスは独自の視点から、本格アウトドアマシンとしてエクストレイルを製作。アーバンSUVとしての良さを残しながらも、新たなフィールドへ足を踏み込める1台としてオンとオフの両立が可能な「カディス AR4 エクストレイル33」を提案した。
鋭い表情をよりカッコ良くブラッシュアップさせたロードハウスのタフギアパッケージの基本は、キャリア、オーバーフェンダー、バンパーガード。これらをセットすることで、アウトドアムードを高める演出を施す。
ロードハウスのスタッフは、
「じつはエクストレイルは初代からカスタムを推奨し、専用キットを開発し続けてきたモデルです。“遊べるクルマ”として定着していましたが、T33型になってからはシャシーが三菱 アウトランダーと共通となり、車格が上がりました。またe-POWERを搭載したことで、街乗りとしてお買い物や送迎などに使うクルマかなと考え、専用キットの開発自体を悩んでいました。
でも、むしろそれならカスタムによってイメージを変えた方が面白くなる。タウンユースの境界線を越えたアウトドアスタイルとして提案するのもアリだと考えるようになりました。今回のモデルは、SUVが持つオフロード車らしさを引き出すアイテム群を開発し、装着させています」
と話してくれた。
専用キットは2025年春に登場予定
魅力を高めるパーツについては、25mmワイドのオーバーフェンダーに加えてエアロボンネット、グリルマーカー、ルーフラック、そこにマウントさせるルーフマーカーなどによってワイルドなオフローダーとしての印象を高めている。また、サイドはステップとフューエルリッドプロテクターを追加。マッドガードを装着し、リアスカッフプロテクター、バンパーガードトレイルヒッチなども追加している。
アドベンチャースタイルを作り出すにはホイールの選択も重要になるが、オフローダーな雰囲気が漂うMKW製のM205-JPをセット。カラーはブラックキャットで、オーバーフェンダーとのマッチもよく、ド迫力のフォルムを作り出している。
優れた実用性と高いデザインセンスを与えたカディス AR4 エクストレイル33。この抜群のフォルムがキット化されるのは、2025年春頃ということだ。T33型エクストレイルオーナーは今から楽しみに待っていてもらいたい。
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東京オートサロンで見逃したという人に朗報。2025年2月7日〜9日に開催される大阪オートメッセにロードハウスの出展が決定。西日本のカスタムファン必見の最新作をその目で見ることができるチャンスだ。いまなら前売りのチケットが好評発売中。