迫力のワイドボディはドリフトを想定したスタイル
「大阪オートメッセ(OAM)2025」開催が間近に迫りました。2月7日〜9日までインテックス大阪で開催されるOAMに出かける予定の方も多いでしょう。そこで、OAMに出展するクールジャパンの出展ブースの予習を兼ねて、東京オートサロンに展示されたトヨタ「GRスープラ」を紹介します。
ドリフトから生まれた新ブランドSPEC-Dの第1弾
ここ数年巨大なブースを出店し、ボディキットを装着したゴールドボディのデモカーをディスプレイしているクールジャパン。今回も巨大なブースを出展しており、数多くのデモカーを展示していた。そんな中から2024年末に発表され、今回のオートサロンでデビューを飾ったトヨタ「GRスープラ」のコンプリートモデルを紹介しよう。
クールジャパンの新エアロシリーズ「SPEC-D」の第1号車として、「GR SUPRA KUHL RACING 90R-GTWR SPEC-D」という名前が与えられたこの車両。SPEC-DはD1GPへの参戦経験を活かして誕生したボディキットで、これまでのクールジャパンのエアロとは一線を画したアグレッシブなデザインが特徴だ。
丸いボディにスクエアな巨大オーバーフェンダー
大きく張り出したオーバーフェンダーにはドリフト中のタイヤスモークを効率よく排出するためのルーバーが設けられている。またスクエアなデザインのオーバーフェンダーは丸みを帯びたスープラのデザインにスパイスを与えている。
フロントバンパーはラジエターに多くの走行風を取り入れることができる大きく張り出したデザインで、アンダーリップスポイラーはチンスポイラーを彷彿させるシンプルなデザインだ。
サイドステップは前後の大きく膨らんだフェンダーを繋ぐ役目も果たしていて、またサイドディフューザーとしても機能している。リアも後方にスモークや風を抜くためのデザインとなっており、フェンダー上面はそのまま巨大なダックテール形状のリアウイングへと繋がるデザインとなっている。片側10cm以上拡幅されたリアフェンダー上部をスクエアな箱型とすることで、ワイドタイヤのストロークにも対応したデザインとなっているそうだ。
オートサロンでお披露目された追加開発のルーフウイング
そんなボディキットに、今回の東京オートサロンでは、追加開発されたエアロボンネットやルーフウイングを装着。より迫力のボディとなっているのだ。
足まわりはエアフォースのエアサスを装着し、ホイールはブラックアルマイトのVERZ-KRONE04で、フロント19×11.5J-55、リア19×12.5J-33という極太リムをチョイス。組み合わされるタイヤはADVAN NEOVAで、フロント295/30R19、リア305/60R19というサイズとなっている。
これまでとは異なるデザインとなったSPEC-DのGRスープラは、クールジャパンの新たなジャンルを確立。またストリート用のキットとして販売されるだけでなく、今後ドリフト競技でも活躍が期待されているそうだ。
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東京オートサロンで見逃したという人に朗報。2025年2月7日〜9日に開催される大阪オートメッセにクールジャパンの出展が決定。西日本のクールジャパンファンだけでなくカスタムファン必見の最新作の現車をその目で見ることができるチャンスだ。いまなら前売りのチケットが好評発売中。