業界トップランナーに聞くカーラッピングの楽しみ方
千葉市に本拠を置くBABY EYE’s(ベイビーアイズ)は長年にわたりハイクオリティなカーラッピングを提供し続けてきたトップランナー。スーパースポーツカーやカーショー主役級のカスタムカーなど幾多の実績を持ちユーザーからの信頼も厚いショップです。いまだ普及の途上にあり、誤解も多いカーラッピングのメリットとデメリット、そして楽しみ方を。BABY EYE’s代表の中島 篤さんに聞いてみました。
愛車のボディを守る有効な手段のひとつ
特殊な専用フィルムをクルマのボディの表面に施工する(貼る)ことで気軽に愛車の個性を演出できるのが「カーラッピング」だ。車体全体にフィルムを施工するフルラッピング、ルーフやボンネットなどを部分的にカラーチェンジするパーツラッピング、ロゴ/キャラクター/オリジナルグラフィックなどでボディをカスタムするデザインラッピングなど、多彩な手法が存在している。
クルマ本来のペイントを塗り変えることなくカラーチェンジできる点が魅力で、塗装面の汚れや変色を防止してくれること、そして飽きたら簡単に剥がせることも、カーラッピングのアドバンテージポイントだ。
ガレージや地下駐車場の中に愛車を置いているのが一般的なアメリカや韓国などとは異なり、「GT-R」も「Gクラス」も露天で保管しているケースが多い日本の場合は、駐車環境がクルマにとって過酷といえる。当然ながらクルマ本来の塗装の持ちが短くなるので、カーラッピングはボディを守る有効な手段のひとつとなるだろう。
気軽にカラーチェンジして簡単に元に戻せるのがカーラッピングの楽しみ
BABY EYE’s(ベイビーアイズ)は長年にわたり質の高いカーラッピングをユーザーに提供しており、その施工技術の高さからつねに注目されるインストーラーとなっている。
「この15~16年の間に製品(専用フィルム)が良くなり、仕上がりがキレイになりました。しかし業界としては、まだ施工するスタッフ側のスキルが追いついていないのが現状で、そこの改善が今後の課題です。1~2年の経験でレベルの高い施工ができるものではないのですが、経験が少ないためにユーザーから敬遠されてしまうとビジネスが成立しないので、なかなかインストーラーが増えないわけです。
ですから、ユーザーが施工金額の松竹梅による仕上がりの差を許容してくれるようになるといいんですけどね。例えば、ボディのリペアやコーティングと同じように、カーラッピングもガソリンスタンドなどで気軽に貼れるような状況になると、施工者を増員できるのではないかな、と思っています」
そのように話してくれたBABY EYE’s代表の中島 篤さんによると、簡単に剥がせるカーラッピングは飽きたら色替えするのが本来の楽しみ方で、その気軽さこそが最大の強みなのだという。
海外の人は短期の色替え手段としてカーラッピングを捉えていて、施工のサイクルが短いため、インストールする際の単価が安くなっているそうだ。
日本のユーザーは「一度貼ったら3年ぐらい大丈夫ですか? 5年ぐらい持ちます?」という感覚なので、どうしても施工のサイクルが長くなり、単価が比較的高くなりがちという状況なのであった。
「耐用年数を気にするお客様が多いのですが、そもそもカーラッピングを希望するということは購入時のボディカラーに飽きた……ということなので、カーラッピングを施工しても結局、いつしか飽きてしまうわけです。カーラッピングの醍醐味は元に戻せるところです。元に戻すと、やっぱり購入時のボディカラーもいいよね、ということになります。購入時のボディカラーにまた飽きたら次の色を決め、カーラッピングすればいいわけです」
イメージに合わせて自在なルックスを実現できる
BABY EYE’sではオリジナルグラフィックのカーラッピングも施工しているが、ユーザーからの「これを施工してください」という持ち込み案を具現化するケースと、BABY EYE’sでデザインしたものをインストールする場合があるという。いかようにも対応してくれるので、気軽に相談&施工してみるといいだろう。
フルラッピング、パーツラッピングに関しても色や仕様等を決めていく事前の打ち合わせが必要となるが、愛車に乗って来店可能なユーザーはBABY EYE’sにて実施。遠方在住などで無理な場合は、メールなどで愛車の写真を送り、通信にてイメージをすり合わせていく。
カーラッピングをする前に知っておきたい注意事項はいくつかあるが、ここでは洗車に関することを記しておく。カーラッピング施工後は洗車機の使用は基本的にNGで、埃等をよく飛ばした後、カーシャンプーを活用しての手洗い洗車をしたほうがいい。BABY EYE’sでは、半年に一度の無料メンテナンス(車両持込のアフターケア/要予約)を実施しているそうだ。
「カーラッピングは、軽自動車からスーパースポーツカーまでの4輪はもちろん、バイクにも施工しています。カーラッピングの上にプロテクションフィルムを貼るケースもありますよ」
愛車のカーラッピングを楽しみたいなと思っているクルマ好きは、この機会に業界のトップランナーとして知られる中島代表が切り盛りしているBABY EYE’sを頼ってみるといいだろう。
プロフェッショナルとしてメリットもデメリットもしっかり明示
カーラッピングの良い部分だけでなく、例えば車両の保管状況によってフィルムの退色具合が大きく左右されること、フェンダー内/ドアエッジ/ボンネット等のラッピングフィルム端部から若干のめくれが起きる場合があること、再塗装車のフィルムを剥離したときには塗装の剥がれ/めくれが発生する可能性がオリジナル塗装車に比べて高くなること、ラッピングフィルムの部分的な補修や貼り直しの場合、同じフィルムメーカーの同一品番であっても色目が変わること……等々の注意事項も明確に説明。
また、マフラーの周囲やエンジンフード等の高熱になる部分のフィルムの収縮/めくれ等は保証(期間:6カ月)対象外となることなど、保証の範囲も明瞭化しているので、施工後の不必要なトラブルを回避することができる。
プロフェッショナルとしてユーザーにメリットとデメリットを誤魔化すことなくしっかり提示する姿勢は信頼に値する。
カーラッピングがもっと身近に楽しめる未来を目指す
BABY EYE’s代表の中島 篤さんは海外のショーで展示するスーパースポーツカーのカーラッピングを頼まれ、現地まで行って施工するほどの腕の持ち主。これまでに数多くの実績を積み上げてきた。
現在は後進を育てつつ、カーラッピング施工における金額の高低(技術と施工時間)による仕上がりレベルの違いをユーザー層に理解してもらうとともに、カーラッピング業界の裾野が広がって活性化していくことを希望しており、その状況の実現に向けて尽力している。
BABY EYE’s
カーラッピングをもっと身近に楽しめる業界のトップランナー
所在地:千葉県千葉市花見川区天戸町1340-5
営業時間:11:00〜19:00
TEL:043-301-5141
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