「プロクセス スポーツ2」を選んだ有名プロショップに聞く
「大阪オートメッセ2025(OAM)」のAMWとPROXESがコラボした合同ブース「AMW with PROXES」では、有名プロショップがそれぞれ手掛けた6台の国産車&輸入車が勢揃い。6台のクルマの足元には、TOYO TIRESのスポーツタイヤ「PROXES Sport 2(プロクセス スポーツ2)」が装着。各デモカーとプロクセス スポーツ2の相性について各ショップの代表にインタビュー。今回はトヨタ「GR86」を手掛けた兵庫県のCSO小原代表です。
街乗りからサーキットまでこなせる実力
鮮やかなブルーが目を引くGR86はCSO(Creative Service Ohara)が作り上げたストリート仕様だ。チューナーに加えドライバーとしての顔も併せ持つ小原代表は、プロクセスの前身である「トランピオ」時代からの熱心なTOYO TIRESのファンで、自分自身も「かなりお世話になったタイヤなんです」と振り返る。
プロクセス スポーツ2の第一印象は、当然ながらピュアスポーツのR1RやR888Rとは異なり、「街からサーキットまでこなせる最高の武器」とかなりの高評価だ。
GR86はデビューしてからまだ日が浅いということもあり、サーキットのスポーツ走行に特化したユーザーは少なく、ストリートユースが大半とのこと。サーキットを走るのは年に1~2回程度で、現地でタイヤを履き替えるというオーナーも皆無に近い。
プロクセス スポーツ2は、ドライでもウェットでも安全に走れるグリップ力をもち、街乗りではロードノイズが少ないうえ乗り心地もよく、グリップを最優先したタイヤに比べればライフも長いという特長があるとのことだ。
また小原代表は、「限界が近いことを教えてくれるタイヤで、ドライバーの手に負えない速度域でコントロール不能にならず、モータースポーツでもっとも大切な安全にも貢献します」とプロクセス スポーツ2でサーキットを走ったときの感触を話してくれた。
サーキット走行においては、初~中級者にいきなり限界の高すぎるタイヤはリスクが大きいし、グリップに任せた運転はテクニックの上達を阻害しかねない。万が一タイヤの限界を超えてクラッシュを起こせば、クルマを修理するだけで済むとは限らないうえ、そのあとスポーツ走行を楽しむ気力すら失う可能性がある。自らサーキットを走り込んでオリジナルパーツを開発し、多くのユーザーを見てきた小原代表だからこその金言である。
ストリート仕様「GR86」は足まわりにこだわる!
このあたりでデモカーの詳細にも触れておこう。元々はGR86の初期型をベースに、デモカーを作り込んでいたそうだが、新たに2024年式の最新モデルを導入したという。コンセプトは前述のとおりストリート仕様で、パワー系は吸排気だけの一般的なライトチューンにとどめている。
CSOのノウハウを惜しげなく注ぎ込んだのは足まわりで、車高調はジールをベースに味付けしたオリジナル品だ。リアキャンバーブッシュやリアメンバートラクションブラケット、スタビアップブラケットも製作し、パワーをロスなく路面へ伝達。
プロクセス スポーツ2のサイズは235/40-18、ホイールサイズは9J×18+39。前後を同サイズで揃えているためローテーションが可能で、コストパフォーマンスにも優れた仕様といっていい。サーキット用のタイヤを準備する手間や費用をかけず、カジュアルにサーキットを楽しみたいオーナーにとっては、プロクセス スポーツ2はまさにうってつけといえるだろう。
小原代表は最後に、「モータースポーツのハードルを下げてくれるタイヤですね」と締め括ってくれた。











































