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「ランクルBASE」がトヨタ直轄になった理由とは? 人気の「ランドクルーザー」は「TOYOTA GAZOO Racing」と並ぶ重要ブランドに

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)/TOYOTA/AMW

  • トヨタ BJ型 ランドクルーザー:初代BJ型は警察予備隊からの要請でトヨタが1951年に開発した
  • トヨタ BJ型 ランドクルーザー:ランクルBASEが展示した車両は1955年式
  • ランクルBASE ランドクルーザー70オーバーシー:日本仕様にはないパーツで愛車に個性をプラスできる
  • ランクルBASEの運営がトヨタ車体からトヨタに移行した
  • ランクルBASE ランドクルーザー70オーバーシー:海外仕様のパーツを満載
  • トヨタ BJ型 ランドクルーザー:東京オートサロン2025のランクルBASEのブースで展示された

ランクルBASEの事業主体がトヨタ車体からトヨタに移行

1951年に初代BJ型が誕生して以来、日本を代表する本格オフロード車として世界的な人気を誇っているのがトヨタ「ランドクルーザー」です。ランドクルーザーのメンテやカスタムをはじめ多くの企画を展開している専門ショップ「ランクルBASE」の運営が、トヨタ車体からトヨタに移行しました。その理由とは?

ランクルユーザーの生の声を企画開発にフィードバックしていく

愛知県刈谷市でトヨタ車体の本社に隣接している「ランクルBASE」は、その名の通りトヨタ「ランドクルーザー」の専門店。ランドクルーザーの生産を手がけるトヨタ車体が運営する専門店として2023年1月にオープンし、ユーザーと直接つながる場、オリジナルパーツやグッズの企画販売、コミュニティの創出、各種イベントなどを通じて、ランクル・ファンと一緒にさまざまな企画を行ってきた。

2025年2月1日からランクルBASEはトヨタを事業主体として生まれ変わったが、店舗については変更なく、引き続きトヨタ車体が運営していき、ブランドのプロデュースなどはトヨタが主導していくという形だ。

この背景としては、ランドクルーザーのメンテナンスやカスタマイズ、販売といった活動を行っているランクルBASEを通じて、多くのエンドユーザーからのフィードバックをランドクルーザーの企画開発に活かしていきたいというトヨタの意図がうかがわれる。

さらなるランクル・ブランドの活性化に期待

ランクルBASEとトヨタとの連携を象徴しているのが、2025年1月の東京オートサロンでTOYOTA GAZOO Racingと同じブースで出展したことだ。ランクルBASEの出展ブースでは、海外仕様のパーツを満載したカスタムカー「ランドクルーザー70オーバーシー」とともに、ランドクルーザーのルーツである「トヨタ ジープBJ型」こと初代BJ型ランドクルーザーが展示され、ランドクルーザーの系譜と魅力をアピールしていた。

トヨタ車体が運営するカスタムショップからトヨタ直系のチャンネルショップとなったことで、ランクルBASEを軸としたランドクルーザーのブランディング活動が今後さらに活性化していくことは間違いないだろう。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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