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マウンテンバイク競技者・平林安里選手がTGRラリーチャレンジにマッスルラリー・チームで初挑戦!

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

  • 今回投入したのは現行アクア(MXPK11)。まだ参戦台数も多くないこともあり、この車両は、レギュレーション上チャレンジクラスではなくエキスパートクラスに組み入れられることに
  • ラリーチャレンジ第4戦「富士山すその」には90台がエントリーリストに名を連ねた
  • 前日のレッキは霧の中での走行となったものの、当日は素晴らしい好天に恵まれた
  • 1回目の「Mt.FUJI(SS1)」では、ボディ左を水タンクに接触させ、パイロンタッチのペナルティを受けたものの、同じコースを走行する「Mt.FUJI(SS4)」では大きくタイムアップ
  • ラリーファンはもちろん、近隣の家族連れなど非常に多くの観客が来場した
  • 「トラブルなく戻ってこれたし、とにかく楽しかった。消化不良の部分も多いので、またやりたいです」と平林選手
  • 「スポーツ選手だなということはハシバシに感じました」と平林選手を評価する保井選手
  • 結果、145号車の平林組はクラス16位(総合81位)でこの初ラリーを終えた
  • 陽射しは強いものの、気温はそれほどでもなく、過ごしやすい1日となった。終日、富士山が顔を出していた
  • 無事に走り終えた平林選手。「もっと走りたい」と継続してラリーチャレンジへの参戦を検討することに
  • 父親の平林織部さんも息子の初ラリーに向けた練習に同行し、当日もサポートに入っていた
  • 初ラリーということで車両の名前のところにも新人という表記が
  • これまでマッスルラリーチームの各選手と組んできたコ・ドラの保井隆宏選手
  • 保井選手の名前には「ラリー指導員」と
  • 総SS距離14.46kmが設定されていたが、3本のSSがキャンセルされ、最終的にわずか3kmにとどまった
  • スキーモ&マウンテンバイクの選手である平林安里選手。これまで元スケート選手を起用してきたマッスルラリーでは、初めてのスケート以外の選手となる
  • No.145 エムリットGRアクアで参戦をした平林安里/保井隆宏組

アスリートを発掘中のマッスルラリー

「MUSCLE RALLY(マッスルラリー)」チームは、長野オリンピックで金メダルを獲得した元スピードスケート選手の清水宏保氏や、元フィギュアスケート選手である小塚崇彦選手、そして4度冬季オリンピックに出場した経験を持つ元スピードスケートに出場した寺尾 悟選手といった、アスリート系の選手を起用してラリーに参戦しています。2023年に設立されたチームですが、すでに日本の全日本ラリー選手権はもちろんWRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンにも参戦経験があります。

平林安里選手がラリチャレに参戦

マッスルラリーが2025年の活動を開始。初参戦はTOYOTA Gazoo Racingラリーチャレンジ(通称ラリチャレ)の第4戦「富士山すその」だ。このラリチャレはトヨタ自動車が主催する入門者向けのラリー・シリーズで、今シーズンは特別戦・地区戦を合わせると全13戦を開催する。

静岡県裾野市にある裾野市運動公園を中心にSS(スペシャルステージ)6本で開催されるラリチャレ第4戦に、マッスルラリーでラリーデビューしたのが平林安里(ひらばやし・あり)選手。1997年5月14日生まれの28歳。高校まではアルペンスキー競技に取り組んでいたが、卒業後は、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックから競技種目として組み入れられる山岳スキー(スキーモ)、そしてマウンテンバイク(MTB)競技に転向した。

直近では、スキーモは、ハルビン冬季アジア大会男子個人スプリントで5位、チーム(混合リレー)でも5位を獲得。マウンテンバイクでは、全日本MTB選手権クロスカントリー部門2位という成績を残し、国内外で活躍している。

父親は新城ラリーの初代ウィナー

じつは安里選手の父・平林織部さんは新城ラリーの初代ウィナー(2004年/4輪駆動Cクラス)で、全日本ラリー選手権でも活躍していた。その織部さんである息子・安里(あり)さんの名前は、アリ・バタネンから採ったとか。名前の候補はコリン・マクレーのコリンか、アリ・バタネンのアリの二択だったそうだが、

「コリンはやめた方がいい」

という母親との話し合いがあって安里になった。

父・織部さんが知人を介してマッスルラリーを紹介され、今回の安里選手の出場に至った。安里選手は19歳に自動車免許を取得。だが、幼少期から父親のクルマでクルマ酔いすることも多かったため、あまりクルマが好きではなかったようだ。おまけにこの名前についてもいい思い出はあまりないと話す。

しかし、今回のラリー参戦の話が来てからは、親子で真面目に練習を重ね、父親からペースノートの作り方を学び、実際に走り込んできた。

「まだ父親のほうが速いんですけどね」

とアスリートらしい発言も。

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