欧州3大耐久レースの締めくくりのスパへはニュルから直行!
ドイツ在住のモータージャーナリスト・池ノ内みどりさんが、毎年取材に訪れるスパ24時間レース。2025年度のヨーロッパ3大耐久レースのル・マン/ニュルブルクリンク/スパの24時間レースが大会史上初の連続開催となり、嬉しい悲鳴の超多忙の日々はル・マンからニュルに続き、スパ・フランコルシャン24時間レースへの大移動が待っていました。
市内パレードラン取材を前にベルギー名物グルメで舌鼓
本音を言うと、一度自宅のあるドイツ・ミュンヘンへ戻り休憩したかったのですが、残念ながら方向と距離の関係と非常に高額なガソリン価格を考えると、ル・マン24時間、ニュルブルクリンク24時間、そしてベルギーで開催されるスパ・フランコルシャン24時間レースまで全部そのまま通しで行ったほうが安上がりとなりました。
ニュルの定宿からスパまでは約1時間半ほど。メディアパスをピックアップしてホテルにチェックインし、サーキットのメディアセンターで場所取りを済ませました。この日はスパ24時間レース恒例の大パレードが開催されます。サーキットからスパ市内中心地までの約10㎞を、スパ24時間レース、サポートレースの参戦マシン、そしてセーフティカーやメディカルカーなどのオフィシャルカーまでがパレードランをします。
スパはとても小さな町で、駐車スペースを探すのもひと苦労です。沿道ではパレード前から場所取りをしている人々を見掛けますが、今年は一般道の路肩でBBQをしている人たちを多く見かけました。
サーキットを18時出発するパレードの前に、市内中心部にある魚屋さんでハーリングを入手。ハーリングはオランダ名物の生にしんの塩漬けで、大好物のひとつです。そしてベルギーといえばフリットということで、お次はポテトと揚げソーセージ。もうすっかりお腹がいっぱいです。程なくパレードの時間に近づき、撮影場所でスタンバイ。先導の白バイが通り過ぎ、いよいよ大パレードのはじまりです!

レースマシンが爆音轟かせての市内パレード!6年ぶりの初音ミク帰還に胸熱
メインのスパ24時間レースのGT3マシンに続き、GT4やGT2、ランボルギーニのワンメイクレースのスーパートロフェオなどのサポートレースの車両や、そのベースとなる市販車、オフィシャルカーなどバラエティに富んだ車両が爆音を轟かせてやってきます。中心地ではサイン会やトークショーが行われ、猛暑のなかでもファンのみなさんはとにかく元気!
今大会には日本のスーパーGTに参戦するグッドスマイルレーシングが6年ぶりにスパへ復帰。コロナ禍からやっとファンのみなさんの前に初音ミクが描かれたメルセデス-AMG GT3が帰って来ましたよ!
ニュルではKONDOレーシングやトヨタGazooレーシング、そしてこのスパではグッドスマイルレーシングと日本チームが復帰するという嬉しいニュースがありました。片山右京監督を筆頭に谷口信輝、片岡龍也、小林可夢偉の各選手と、ノルディックレーシングからトヨタGazooレーシングの中山雄一、小高一斗の両選手が同じくメルセデスのGT3を駆り初挑戦。次回より日本勢の活躍ぶりをお届けします。
























































































