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レギュレーション変更で手に汗握るレース展開の2025DTM最終戦!わずか0.169秒差で王者戴冠【みどり独乙通信】

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TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)/ADAC

3日間で10万人超の観客が押し寄せたDTM最終戦の熱気が凄い!

今年のレース取材の最後となるDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の最終戦のために、ホッケンハイムリンクを訪れたモータージャーナリストの池ノ内みどりさん。土曜日・日曜日に本戦が開催されるスプリントレースのDTMは、土曜日のレースではまだシリーズチャンピオンが確定しません。最後の最後までチャンピオン争いが持ち越されてドキドキです。

チャンピオン獲得を伺う名手たちにのしかかる新レギュレーション

DTM最終戦ということでサーキットは早朝から大賑わい。この週末はドイツの東西統一記念日の連休と重なったこともあり、あふれんばかりのモータースポーツファンがホッケンハイムに詰め掛けました。ADAC(ドイツ自動車連盟)の発表によるとこの3日間のレースウィークを訪れた来場者数は102000人に上ったそうです。

2021年までのDTMは日本のスーパーGT500クラスの車両と同じレギュレーションのクラス1規定で運営されていましたが、2021年からはレースフォーマットはそのままで、世界統一規格のGT3マシンでの開催へと変更されました。

DTMではスプリントレースのなかに、決められた時間以内で1度のピットストップをしてタイヤ交換の義務があります。しかし今季はレギュレーションが変更され、日曜日のレースでは2度のピットストップが義務付けられました。1時間のスプリントレースで2度のピットストップはかなり慌ただしい上に、いつピットに入るのか、戦略をひとつ間違えれば、勝てる見込みはなくなってしまいますから、ドライバーとエンジニアたちの団結力も勝負のカギを握ります。

2019年に日本のスーパーフォーミュラで参戦していたルーカス・アウワーがもっともチャンピオンを穫れる確率が高いポイント数でしたが、土曜日の予選やレース、日曜日の予選でもあまり前に出られず苦戦していました。しかし、決勝レースの結果によってはまだまだチャンピオンになる可能性は残っています。

長年アウディのワークスドライバーを務めた後、BMWへ移籍したレネ・ラスト。この最終戦をもってDTMからは卒業し、WEC(世界耐久シリーズ)のハイパーカーの活動へ集中することが発表されました。理由は「家族との時間」でした。幼い2人の子供を持つパパとしてDTMWECのふたのシリーズ参戦は、育児に関われる時間が少なく、キャリアと天秤にかけたときに家族を選択することになったそうです。

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