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母親の気分⁉︎ F1パイロットを目指して修行中の若い日本人ドライバーたちにエールを送る【みどり独乙通信】

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TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)

  • サポートレースのパドックも大勢で賑わっています。未来のF1ドライバーたちを応援する人々です
  • セーフティーカーはアルピーヌでした。とても格好いいですね
  • バイザーに記された「HONDA」の文字にも強く惹かれます
  • スタートグリッドに立つトヨタ育成の中村仁選手
  • TOYOTA GAZOO Racingの育成ドライバー、中村仁選手
  • 中村仁選手が乗るマシン
  • スタートグリッドに立つホンダ育成の加藤大翔選手
  • ホンダのスカラシップドライバー、加藤大翔選手
  • 加藤大翔選手のマシン
  • 出走前にマシンとともに集中するホンダ育成の加藤大翔選手
  • ホンダ・レーシングスクールのスカラシップ生の中越選手
  • こちらはリー・海夏澄選手
  • フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権ではピット(ボックス)がないため、必要な工具やタイヤ、パーツをピットロードに持ち込みます
  • フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権の車両にはアルピーヌが使用されています
  • フォーメーションラップで雨が降り始め、本降りになりそうになったため、急遽再びスタートグリッドに並び直します
  • フォーメーションラップ中に雨が降り出したため、大慌てでウェットタイヤを準備
  • 中村選手のリアウィングに「HONDA」のロゴがありました。日本人として大変嬉しく思います
  • 佐藤琢磨さんと中嶋一貴さんを同時にお見掛けすると、F1参戦時期は異なってもやはり気分が高揚します
  • TOYOTA GAZOO Racingヨーロッパの副会長、中嶋一貴さん
  • 後進の指導と並行し、インディ500に挑戦し続けるトップアスリートの佐藤琢磨さん
  • スタート直前、加藤選手と佐藤琢磨さんが笑顔で握手を交わしました
  • フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権のスタートグリッドで待機するマシン

若干19歳のメルセデスF1パイロットも通過したジュニアフォーミュラが熱い

今年最後のレース取材となるDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)最終戦のホッケンハイムに乗り込んだモータージャーナリストの池ノ内みどりさん。DTMのサポートレースとして開催されるフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権にも注目しています。多くのトップドライバーを生み出してきた同レース。最近ではメルセデスから今年デビューした、若干19歳の若手F1ドライバー、キミ・アントネッリ選手が2年前に出場しています。数多くの若手ドライバーが揃うなか、日本人の若手選手が4名参戦しています。

F1参戦を目指して修行する4人の若い日本人ドライバーたち

DTMのレースウィークにはフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権がサポートレースとして開催されています。数多くの実力派の若手ドライバーが揃うなか、TOYOTA GAZOO Racingの育成ドライバーの中村仁選手やホンダ・レーシングスクールのスカラシップ生の加藤大翔選手、中越悠陽選手とリー・海夏澄選手の計4名の日本人ドライバーに注目していました。

このフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権は、F3選手権のひとつ前の段階の大事なジュニアフォーミュラのカテゴリーで、ここに参戦しているドライバーはしっかりと基礎を学んでF1ドライバーを目指して頑張っています。日本人として外国暮らしをするだけでも大変なのに、学校の勉強をしながら日々のトレーニングやレースの準備と超多忙な毎日を送る選手たちが、夢に向かって一生懸命な姿に心打たれます。

F1やル・マン、インディカーで活躍のレジェンドたちと遭遇

TOYOTA GAZOO Racingの育成ドライバーの中村選手のところには、F1WEC(世界耐久シリーズ)やル・マンで大活躍し、現在はTOYOTA GAZOO Racingヨーロッパの副会長として、さまざまな業務に携わっておられる中嶋一貴さん。そしてホンダのレーシングスクールのスカラシップ生である加藤選手には、同じく元F1ドライバーであり現役のインディ500のドライバーとして活躍中の佐藤琢磨さんが、サポートとしてこのホッケンハイムリンクにいらっしゃっていました。まさかこんな有名ドライバーおふたりにお会いできるとは想像していませんでしたので、めちゃくちゃテンションが上がりました!!

中嶋さんはWECやル・マン、ニュルでお会いすることもありますが、佐藤さんにお目に掛かるのは初めてです。毎年彼が挑戦されるインディ500をテレビで応援しているだけに、直接お会いできる日が来るとは思ってもみませんでした。

共に世界最高峰のF1を経験され、厳しくもあり素晴らしい世界を熟知されている中嶋さんと佐藤さんだけに、ご自身のトップドライバーとして得られたご経験とノウハウを、とても大きな懐と情熱、愛情を持って若手ドライバーの育成に取り組まれていることを伺い、とても有意義なひとときでした。スタートグリッドでは若き日本人ドライバーたちに心からエールを送りました。

かつてDTMのサポートレースとしてF3ヨーロピアン選手権が帯同していました。いまF1の第一線で活躍するチャールズ・レクレール、カルロス・サインツ、マックス・フェルスタッペン、ランド・ノリス、エステバン・オコン、ランス・ストロール、ジョージ・ラッセルらをはじめとする数多くのドライバーが、当時は高校生くらいの年齢で参戦していたので、とても興味深く毎戦観ていました。現役F1ドライバーの若手時代を思い出し、F1を目指す日本人選手らの活躍にエールを送らずにはいられません。

>>>ドイツ在住池ノ内みどりさんのクルマにまつわるコラムはこちら

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  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • ドイツ ミュンヘン市在住 フリーライター&コーディネーター。東京で学生生活を謳歌した後にオーストリアのザルツブルグで再び学生生活を謳歌し、なんとか卒業。三度目の学生生活を謳歌しにミュンヘン大学入学を機にドイツへ。ミュンヘン大学在学中の現地広告代理店でのアルバイトがきっかけで、モータースポーツに魅せられて大学を中退し、モータースポーツ業界へ飛び込む。愛車のBMW M240iカブリオレを駆り、ヨーロッパ各国のサーキットへ取材に向かう。趣味はアルプスの峠越えドライブと蚤の市めぐり。好きなサーキットはニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャン。ヨーロッパ生活はもう少しで30年。
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