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1リットルのガソリンで2565km走行!? 驚異の燃費レース「本田宗一郎杯」がもてぎで開催

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

  • 電動クラスは、持ち運びができる駆動用電池パック「Mobile Power Pack e:」で競うこととなる
  • 2026年の全国大会の電動車は、まずはは二輪車クラス(Mobile Power Pack e: 1個を搭載した市販二輪車)のみ開設予定。詳細は今後発表予定
  • 前日の練習走行は大雨のため中止となったものの、大会当日は好天に恵まれ、全クラスの車両が無事に出走
  • 燃料供給がされるが、燃料ボトルは参加者が自らチェックして選ぶ
  • スタート前、そしてゴール後に燃料を秤に載せて、消費した燃料の計測する
  • カーボンニュートラル燃料とハイオクガソリンの燃料供給テントのふたつが並ぶ。この風景も今大会限りだ
  • エコマイレッジ大会常勝チームの「水曜クラブ」が今大会最高記録2565.786 km/Lをマークして優勝
  • 計測もシビア。マシンは暖気運転をした後に、減った燃料を追加し、スタートラインに並ぶこととなる
  • エコラン用の電動4輪マシン。いかにもエコラン用と言わんばかりの軽量なイメージのホイールを装着しているのが見て取れる

50ccエンジンで燃費を競うホンダ主催のエコマイレッジ

ホンダが主催する超燃費競技「本田宗一郎杯 Honda エコ マイレッジ チャレンジ 2025 第44回 全国大会」が、2025年10月11日と12日にモビリティリゾートもてぎで開催されました。ホンダ製50ccエンジンを使い、燃費を競うこの大会。2025年はカーボンニュートラル燃料(CN燃料)とハイオク燃料が同時に使われる最後の大会となりました。2565.786km/Lを記録した「水曜クラブ」が、本田宗一郎杯を獲得。次大会からは全クラスがCN燃料で競技することになります。

過去最高記録は3644.869km/L

このホンダ・エコマイレッジは、ホンダ製の4ストローク50ccエンジンをベース(ニューチャレンジクラスのみ、Honda製4ストローク50cc以上150cc以下のエンジン)に、1Lのガソリンで何km走行できるかを争う超燃費走行の競技だ。実際には規定周回数で使用したガソリン量から燃費を算出する。

2025年度は、例年どおり鈴鹿(鈴鹿サーキット)、もてぎ(モビリティリゾートもてぎ)、九州(HSR九州)の3大会が開催された。10月はもてぎのオーバルコースを使って全国大会が開催されている。ちなみに、この全国大会のみ「本田宗一郎杯」という冠がつけられている。ホンダの主催するイベントで本田宗一郎の名が冠されるのはこの大会だけであり、その思い入れが感じられる。

もてぎで行なわれた全国大会では、1周1.5マイルのオーバルコースを使用し、規定時間(39分20秒11)内に7周を走行する(2人乗りクラスと2輪車クラスは16分27秒36の内に3周)。走行直後にガソリンの消費量を計測し、走行距離から「燃費」を算出する。これまでの最高記録は、2011年の全国大会で記録された3644.869km/Lだ。

2024年、地球環境に配慮しカーボンニュートラル(CN)燃料によるクラスが全カテゴリーに新設された。全222チーム中57チームがこれに参戦した。今回の全国大会でも、ハイオク燃料部門とCN燃料部門が設定されたが、2026年からはハイオク部門は終了となるため、混合でレースが行なわれる最後の年となった。

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