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欧州で「もっとも多才な日常の相棒」がコンセプトのメルセデス・ベンツの電動コンパクトSUVの新型「GLB」が来春市場投入

投稿日:

TEXT: AMW  PHOTO: Mercedes-Benz

  • メルセデス・ベンツGLB:直立したフロントデザイン、ショートオーバーハング、ワイドトレッドのボクシーなフォルム
  • メルセデス・ベンツGLB:先代から継承したSUVらしいボクシーなフォルム
  • メルセデス・ベンツGLB:全長×全幅×全高が4732×1861×1687mmのボディサイズは先代より98mm長く、27mm広く、14mm低い
  • メルセデス・ベンツGLB:オプションでスカイ・コントロール・パノラミック・ルーフを選ぶことができる
  • メルセデス・ベンツGLB:使い勝手に優れたラゲッジは積載性にも優れる
  • メルセデス・ベンツGLB:10.25インチの運転席用と14インチの中央および助手席用ディスプレイが一体化して見える
  • メルセデス・ベンツGLB:巨大なマルチディスプレイは視認性に優れ、Sクラス級の最新装備となる
  • メルセデス・ベンツGLB:ヘッドスペースは1列目で35mm、2列目が5シーターで64mm、7シーターで54mm、3列目で10mm引き上げられた
  • メルセデス・ベンツGLB:60mm伸長されたホイールベースでキャビンスペースも広々
  • メルセデス・ベンツGLB:先代モデルより10mmのプラスの3列目のヘッドスペースは、身長171cmまで対応可能となった。足もとにも余裕が加わった
  • メルセデス・ベンツGLB:158個のスリー・ポインテッド・スター型イルミネーションを内蔵したスカイ・コントロール・パノラミック・ルーフ
  • メルセデス・ベンツGLB:フロントグリルには、94個のLEDを仕込んだクローム調のスリーポインテッドスターが輝く
  • メルセデス・ベンツGLB:スリーポインテッドスター型LEDヘッドライトを採用
  • メルセデス・ベンツGLB:左右のリアライトをつなぐLEDライトバンドを採用したテールライト
  • メルセデス・ベンツGLB:荷室は5人乗りで540L、7人乗りで480Lを確保
  • メルセデス・ベンツGLB:シートを倒すことで最大1715L(5人乗り)まで拡大し、キャンプ用品や大型家電の運搬も楽にこなすラゲッジ
  • メルセデス・ベンツGLB:フロントボンネット下に127Lの収納フランクを備え、飲料やスポーツ用品を収めるスペースとして活用可能
  • メルセデス・ベンツGLB:メルセデス・ベンツの次世代シャシーのMMA(メルセデス・モジュラー・アーキテクチャ)を初採用
  • メルセデス・ベンツGLB:テールライトに両端が下へ曲がったLEDライトバンドを採用し、アイコニックなリアビューを構築
  • メルセデス・ベンツGLB:デジタルコクピットのインテリア。ダッシュボードには運転席から助手席までをガラス面で覆うMBUXスーパースクリーンを設定
  • メルセデス・ベンツGLB:物理ボタンを極限まで削減し、自社開発の「MB.OS」とAIアシスタントにより操作する
  • メルセデス・ベンツGLB:上級グレードの350 4MATICではメルセデスの頂点に立つSクラス級の仕立てを随所に見る
  • メルセデス・ベンツGLB:多彩なシートアレンジで、2列目シートは最大140mmのスライドが可能と使い勝手も高く余裕のスペース
  • メルセデス・ベンツGLB:スタイリッシュなフォルムと扱いやすいサイズ感で日本でも先代モデルは大ヒット
  • メルセデス・ベンツGLB:切り立ったフロント・エンドと立ち気味のフロント・ウインドウを備え、オフローダーテイストのフォルム
  • メルセデス・ベンツGLB:センシュアル・ピュリティの哲学を貫いたモデルとチーフデザインオフィサーのゴードン・ワーグナーが評するスタイリング
  • メルセデス・ベンツGLB:アイコニックなスリーポインテッドスターを取り込んだLEDヘッドライト
  • メルセデス・ベンツGLB:LEDテールライトのデザインもユニークにして秀逸なデザイン
  • メルセデス・ベンツGLB:ラゲッジは5人乗りで最大540L、7人乗りでは480L、さらにシートを倒せば1715L(5人乗り)まで拡大
  • メルセデス・ベンツGLB:電動化によりフロントに127Lのフランクと呼ばれる収納スペークを確保。使い勝手に優れる
  • メルセデス・ベンツGLB:GLB250+は、最高出力272馬力・最大トルク335Nmを発生。GLB350 4MATICは354馬力・最大トルクは515Nmを発揮
  • メルセデス・ベンツGLB:張り出したショルダー、ホイールアーチのクラッディングやツライチなセッティングのタイヤ&ホイールで力強さを表現

日本でも大人気のメルセデス・コンパクトSUVが完全電動化で欧州デビュー

メルセデス・ベンツは電動コンパクトSUVである新型GLB2026年春から欧州で発売することを発表しました。ラインアップはGLB250+GLB350 4MATICです。GLB250+は最大631kmの航続距離と800V急速充電により10分で最大260km分を回復。両モデルとも5人または7人乗り、最大2tの牽引能力、広い荷室、AI統合MBUXなど多彩な性能を備え、電動SUVの新たな標準を提示するモデルになります。

94個のアニメーションLEDをフロントグリルに装備

2026年春に欧州で発売される新型メルセデスベンツGLBは「もっとも多才な日常の相棒」というコンセプトを体現した電動コンパクトSUVだ。ボディはSUVらしいプロポーションで、直立したフロントデザイン、ショートオーバーハング、ワイドトレッドで存在感を強調する。また、94個のアニメーションLEDを埋め込んだクローム調のフロントグリルは、GLBのキャラクターを象徴するアイコニックな装備。標準のパノラミックルーフにより車内には開放感が広がり、オプションのスカイコントロールではガラスを透明と不透明に瞬時に切り替え、夜間には158個の星が照らし出される独自の演出が可能だ。

最大の特徴は多用途性に優れた室内空間だ。5人乗りに加え7人乗り仕様が設定され、3列目を備えることで家族、友人、子供の送迎、またスポーツや習い事の送迎まで幅広く対応できる。2列目シートは前後調整が可能で、急な荷物にも柔軟に対応。荷室は5人乗りで最大540L、7人乗りでは480L、さらにシートを倒せば1715L(5人乗り)まで拡大し、キャンプ用品や大型家電の運搬にも適する。さらに127Lの前部収納フランクを備え、飲料ケースやスポーツ用品を収めるスペースとして活用できる。

ソフトウェア面のアップデートで利便性・操作性を大幅に向上

パワートレインはモーターのみで、GLB250+200kWGLB350 4MATIC260kWを発揮する。航続距離は同クラスでトップレベルとなる最大631kmWLTP)を誇る。85kWhのバッテリーを搭載し、800Vアーキテクチャにより最大320kWの高速DC充電に対応。10分で最大260km分の電力を補充できる。4MATICモデルではフロントアクスルの電動モーターが瞬時に駆動し、テレインモードを備えることで未舗装路や傾斜地への対応力を持つ。また電動SUVとして優秀な最大牽引能力2tを誇り、100kgの高いヒッチ荷重によりeバイクやフルサイズキャラバンを搭載できる点も注目だ。

安全・運転支援ではMB.ドライブがコア技術となる。欧州仕様ではディストロニックを標準搭載し、8台のカメラ、5つのレーダー、12個の超音波センサー、そして水冷式高性能コンピュータにより高度な運転支援を提供。OTAアップデートにより将来の機能拡張も可能となる。

また室内インターフェイスの革新としてMBUXスーパースクリーンが設定され、10.25インチの運転席用と14インチの中央および助手席用ディスプレイが一体化して見えるパネル下に配置される。AIを統合した対話型操作で、ChatGPT4oGoogleの知識基盤により複雑な対話や目的地検索に対応する。Googleマップを活用したナビゲーションは周辺認識とリアルタイム処理が向上し、MBUX サラウンド・ナビゲーションにより車両の認識情報を視覚化する。車両価格はGLB 250+59,048ユーロ~約1060万円)とGLB 350 4MATIC62,178ユーロ~約1120万円)となる。

装備やデザインは多様なカスタマイズが可能で、プログレッシブライン、AMGライン、AMGレインプラスなどの異なるバリエーションに加え、後に48Vハイブリッド技術を採用したエンジンモデルが追加予定だ。電動専用にとどまらず拡張性を持った商品展開が進められる予定だ。

AMWノミカタ】

本年9月に発表された新型GLC2026年上半期からの発売開始に続き、今回は1サイズコンパクトな新型「GLB」の発表だ。GLC同様に新開発の800Vアーキテクチャ、MBUXハイパースクリーン、スカイコントロールパノラミックルーフ、新世代のMB.OSMBUXサラウンド・ナビゲーションが採用されることからも、今後これらの装備はメルセデスベンツの新しいスタンダードとなるのは間違いない。GLCと比べても装備面で見劣りもしない。

メルセデス・ベンツ グループ・チーフデザインオフィサーのゴードン・ワーグナーは、新型GLBのデザインについて「センシュアル・ピュリティの哲学を貫いたモデル」と表現している。これは無駄を排した明快な形と感性に働きかける魅力を融合させた形を意味する。ドイツ車らしい考え抜かれた実用性だけでなく感性に訴えるクルマに仕上がったという自信の現れだろう。

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