GRスープラも生産終了後にさらに値上がりに拍車がかかるはずだ
GRブランドの次期フラッグシップモデルとなるGR GTが12月に世界初公開されました。その代わりに、これまでのフラッグシップモデルだったGRスープラは2026年夏に販売の幕を閉じます。スープラと言えば高市首相の元愛車として知られていますが、現在中古車相場が波乱の動きとなっています。
70型の市場流通台数はわずか40台!平均価格が上がっている
2025年10月21日女性初の内閣総理大臣が誕生し、高市内閣が発足した。発足直後から高市内閣は高い支持率となっていたが、テレビ東京と日本経済新聞社が実施した11月の世論調査によると、高市内閣の支持率は発足直後からさらに上昇し75%と高い水準を維持している。これに呼応したのか高市首相の元愛車、トヨタ「GRスープラ」の中古車相場が高騰。その現状を紹介する。

奈良県にある、まほろばミュージアムに特別展示されている1991年式の白いトヨタ70型スープラ。このクルマを人生初の愛車として新車で購入したのが高市首相だ。70型スープラは1986年〜1993年まで販売。国際水準を超える“走り”を実現するハイパフォーマンススペシャリティカーを追求し、日本市場における車名もセリカXXから海外向けと同じスープラとした。
1960年初頭に当時のカーテクノロジーの粋を結集して2000GTを作りだしたように、70型スープラは80年代のトヨタ技術陣の高性能車開発への情熱と技術が融合し、国際水準を超える最高峰GTカーとして世に送り出されたモデルだ。
1988年8月にマイナーチェンジを行い、内外装の変更を行うと同時に3Lエンジン搭載車のすべてに3ナンバーのワイドボディを設定。そして3L直6ターボエンジンは240ps、2L直6ツインターボエンジンは210psへとそれぞれ最高出力が向上している。1990年8月に一部改良を行い、3L直6ターボエンジンが廃止され、最高出力280psを発生する1JZ-GTE型2.5L直列6気筒ツインターボを搭載した。
そして何と言っても70型スープラで忘れてはならないのが、1988年のマイナーチェンジの際に500台限定で販売された「3.0GTターボA」だ。このモデルは、当時開催されていた全日本ツーリングカー選手権のホモロゲーションモデルで外観の特徴はフロントバンパーセンター部に設置された3連ダクト。そして、搭載されている3L直6ターボエンジンは、ターボAタービンという専用開発されたパーツを装着し、最高出力は270psまでパワーアップしたモデルだった。
現在、70型スープラの中古車は約4O台流通していて、価格帯は約198万〜約1580万円。平均価格は2025年1月の約373.7万円から現在は約410万円まで値上がりしている。







































