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伝説の964RSが今の時代に生まれた!? 幻のポルシェを究極技術2社でレストモッド!

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TEXT: 酒井賢次(SAKAI Kenji)  PHOTO: 増田貴広(MASUDA Takahiro)  FACT CHECK: 山本 亨

  • ブレーキはポルシェ用の設定がなかったAPレーシングに1年かけて特別製作してもらったという
  • 排気量にこだわらず「1万回転以上まわるエンジン」を追求した結果、3.2ℓ4バルブツインカムで400馬力以上を発生し、10,500回転まで回るモンスター仕様に仕立てられている
  • エクステリアはポルシェ本来のらしさを崩さず、各所に採用されていたボディリブをカットして曲面の美しさを際立たせる処理を施している
  • エクステリアはポルシェ本来のらしさを崩さず、各所に採用されていたボディリブをカットして曲面の美しさを際立たせる処理を施している
  • アンスラサイトのオリジナル塗装にTBKのアグレッシブなエアロを纏い、足元にはマイスターS1・3ピースを投入した

異なる技術プロ2社が組んで完成させた
964RSの日本製究極「レストモッド」!

2026年2月、大阪で開催されたオートメッセ2026で最も話題を集めたブースのひとつが、カスタムの名手ピアレスとエンジニアリングのプロ・PXエンジニアリングのコラボ展示です。伝説の名車をレストアし、現代の技術でカスタムを加える「レストモッド」をテーマに個性豊かなマシンが勢ぞろい。中でも400馬力・10,500回転を発揮するポルシェ964 3.6RSは、会場を訪れた人々を釘付けにしました。

「外装のピアレス」と「走りのPX」が組んだ!
ポルシェ3.6RSが究極マシンに生まれ変わった

大阪オートメッセ2026の会場で大きな注目を浴びたのが、2号館に展開されていたピアレスのブースだ。ピアレスといえば垂直開閉のスライドドアや豪快なフェンダーなど、破天荒なカスタムで毎年オートメッセを盛り上げてきたカスタムの名工だ。毎年話題の的となっているが、今年はこれまでとは違った姿で来場者を魅了させてくれた。

今年のブースでは、すべての展示車両がピアレスとPXエンジニアリングのタッグによって製作されたものだ。外装とカスタムに精通するピアレスと、エンジンや電装、走りを極めるPXエンジニアリングが協力して実現したのは、伝説的なマシンを整備・レストアし、さらにカスタムを加えるという前代未聞のプロジェクト。「レストモッド」と呼ばれるこのアプローチが、今回の展示の核心だ。

トヨタ2000GTから日野レンジャーまで
伝説の名車たちを2社の突出した技術で再生

展示車両5台の顔ぶれは圧巻だった。左ハンドルのトヨタ2000GTは、4年半をかけて新車同様のコンディションに見事に復元させた。S130Zはゼロから製作したボディに、L28改3.1ℓエンジンを搭載していた。フィアットとアバルトが共同開発したラリーカー「プントS1600」は、現役時代のコンディションを今も維持している。さらにフルエアロを搭載した日野レンジャーも、見どころが多い1台だった。

どの車両もただ綺麗に仕上げるだけでなく、走りへのこだわりと歴史へのリスペクトが随所ににじむ仕上がり。2社の専門性が掛け合わさることで初めて実現できる、このクオリティの高さこそが「ピアレス×PX」の真骨頂といえるだろう。

ポルシェ964 3.6RSが4バルブでバケバケ!
NA400馬力/10,500回転のモンスター誕生

なかでも完成度の高さからひときわ注目を集めていたのが、ポルシェ964 3.6RSだ。「964がもしも今の時代に生まれたら」をテーマに、3.8RSではなくあえて希少な3.6RSをベースに選定。オリジナルの美しさをリスペクトしつつ、現代の技術とクラフトマンシップを駆使して再構築された貴重な1台だ。

エクステリアはポルシェ本来のらしさを崩さず、各所に採用されていたボディリブをカットして曲面の美しさを際立たせる処理を施している。アンスラサイトのオリジナル塗装にTBKのアグレッシブなエアロを纏い、足元にはマイスターS1・3ピースを投入した。

エンジンも別格だ。Swindon社の4バルブキットを心臓部に搭載し、997GT3クランク加工やPanklチタンロッド、Capricorn特注ピストン、ATpowerスロットルを組み合わせた特注仕様を実現。排気量にこだわらず「1万回転以上まわるエンジン」を追求した結果、3.6ℓ4バルブツインカムで400馬力以上を発生し、10,500回転まで回るモンスター仕様に仕立てられている。

制御はリンクECUとPMUで管理。排気はポート形状から設計したワンオフ仕上げだ。シャシーはAPRを基礎に独自で再構築し、ブレーキはポルシェ用の設定がなかったAPレーシングに1年かけて特別製作してもらったという。隅から隅まで大技満載で、どこを取ってもため息しか出ないような珠玉のポルシェ964。ホンモノを知るプロ同士がタッグを組み、レストアとモディファイを融合させる「日本が誇るレストモッド」の技術の高さを、まざまざと思い知らせてくれる1台だった。

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  • 山本 亨
  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
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