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トヨタ「ハイエース」を低くワイドに!2段リップで劇的変化を魅せる最新ボディキット

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TEXT: HIACE style  PHOTO: 稲田浩章(INADA Hiroaki)

鋭い2段リップで商用バンが激変!ハイエースをスマートに仕立てるVIP系の新スタイル

カスタムシーンで常に先進的なスタイルを提案し続けるトヨタ「ハイエース」のボディキットブランド・「BEECAS(ビーキャス)」が、標準ボディ用の最新エアロキットをリリースした。先行して発売されていたワイドボディ用のVIPスタイルを継承しつつ、純正オプションを思わせる自然な一体感とワークススタイルの迫力を高次元で融合。そのデザインの巧みさを解説する

純正テイストを進化させた新世代のスタイルを提示する

クルマのカスタムにおいて、圧倒的な存在感を放ちながらも上品さを失わないスタイルは、多くのエンスージアストが求める理想の形だ。セダン系カスタムブランドである「Kブレイク」が展開するハイエースブランドのBEECASが送り出す最新エアロキットは、まさにその要求に完璧に応える意欲作である。ベースとなったのは、すでに先行して発売され高い評価を得ていたワイドボディ用と同じ仕様だ。今回はその洗練されたデザインエッセンスを、日本中の街中やビジネスの現場でもっとも多く見かける標準ボディ用へと落とし込んでいる。

フロントセクションの主役となるのは、新設計のフロントリップスポイラーだ。この製品の最大の特徴は、計算された美しい2段リップデザインを採用していることにある。純正オプション品であるかのような自然な一体感をキープしながら、立体的な造形によってフロントフェイスに確かな厚みと力強さを与えることに成功した。さらに、スポイラーの各所にダクト形状を取り入れることで、商用車特有の雰囲気を払拭し、シンプルさのなかにもレーシーでスポーティな印象を巧みに表現している。既存のバッドフェイスボンネットと組み合わせても、違和感なくビシッと調和する高い完成度を誇る。

往年の旧車ワークススタイルを再現し力強いスタンスを創出する

この最新のボディキットにおいて、とくにクルマ好きの知的好奇心を刺激するのが、往年の街道レーサーや旧車レース車両を彷彿とさせるワークスオーバーフェンダーの存在だ。素材に高品質なFRP(繊維強化プラスチック)を採用し、すべての製品にシリアルナンバーが刻印されるこのフェンダーキットは、まさに特別な一台を仕立てるためのコアパーツといえる。

純正のフェンダーアーチに対して、フロントは75mmのワイド化と85mmのローダウン視覚効果を与え、ロア部分は75mmのダウン設計としている。さらにリアまわりは90mmのワイド化と75mmのダウン化を達成した。この巧みな寸法設計により、クルマの全高や足まわりの構造を大きく変えることなく、劇的なローアンドワイドスタンスを実現できる点がきわめて合理的だ。製品にはワークス感を強調するフェンダー用ダミーネジや、拡幅されたボディでもスライドドアのスムースな開閉を可能にする専用のロングヒンジなどもラインアップされており、カスタムをおこなう上での実用的な対策も完璧に考慮されている。

派手さに頼らず細部のギミックで全体のバランスをまとめる

フロントからリアまわりへと流れるサイドステップは、フロントから流れるラインをそのまま継承し、リアバンパーへと繋げていく従来モデルの端正なデザインラインをベースにしている。フロントの2段リップとの統一感を徹底的に重視し、リアセクションも同コンセプトのスクエアなデザインで構成した。リフレクターを装着したシンプルなデザインのリアバンパーも2段リップスタイルを踏襲しており、前後左右の視覚的バランスをきわめて高い次元でまとめ上げている。

とくに注目したいのが、今回新たに開発された新作のリアゲートウイングとリアウイングだ。近年主流となっている大型で派手なGTウイングタイプとは一線を画し、あえてコンパクトなサイズに仕立てることで、リアまわりにさりげなく大人の個性を主張する。ルーフウイングは、これまでの同ブランドらしい派手なイメージとは異なる小ぶりな設計だ。あくまでもシンプルに、上品にスタイルアップさせることで、派手なアピールに頼ることなく全体に上質なVIPカスタム感を演出する仕上がりは実に見事だ。

さらに、フロントの足元には往年の名車をモチーフとしたクラシカルな雰囲気を醸し出すナンバーベースが用意されるなど、細部のお洒落にも抜かりはない。これらの新作パーツは、同社が誇るスタイリッシュなフロントグリルといった既存の人気製品との組み合わせにも柔軟に対応する。一気にすべてを組み上げるだけでなく、お気に入りのパーツを予算に合わせて順次セレクトして自分好みのスタイルへと育てていく自由度の高さも、現代のカスタムトレンドに美しく調和する。

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