アフターパーツの少なさをアイデアで克服し、トヨタ「40プリウスα G’s」をスポーティに仕上げた個性派
同じトヨタ 3代目プリウスでも、30プリウスと40プリウスαではアフターパーツの数に大きな差がある。少ないパーツをどう組み合わせるか。その難題に自己流で挑んだのが“I”さんだ。異なるブランドのエアロを違和感なくまとめ、G’sの鋭い表情をさらに引き締めた1台には、工夫の跡がびっしり詰まっている。
40プリウスαはパーツ不足! 3ブランド混成エアロをどうまとめたのか
ベース車はトヨタ「40系 プリウスα」後期のG’sモデルである。プリウスαは2011年にデビューしたハイブリッド専用ワゴンで、型式はZVW40/ZVW41となる。よりアグレッシブな外観のG’sは2014年12月に追加された。
取材した“I”さんが向き合ったのは、同時代の5ドアハッチバックタイプとなる「30プリウス」と比べてアフターパーツが圧倒的に少ないという現実だ。手に入るパーツが限られるなか、“I”さんは複数ブランドを組み合わせる手法を選んだ。

エアロはフロントがグラージオシーオー、サイドがユーロスポーツ、リアがアドミレイションというミックス仕様である。異なるブランドの寄せ集めにありがちなチグハグさは、この車体からはまったく感じられない。ルーフエンドにはシックスセンスのウイングを組み合わせ、後ろ姿にも抜かりがない。
ヘッドライトはワンオフ加工! G’sの鋭い目つきをさらにイカつく
フロントマスクの主役はワンオフ加工されたヘッドライトである。“I”さんはカラ割りして内部に手を入れ、LEDリングとLEDバーを追加した。さらにインナーブラック加工を施し、もともと鋭いG’sの目つきを一段と攻めた表情へと変えている。
リアのテールランプはヴァレンティのジュエルLEDがベースだ。ここにスモーク加工を重ねることで、モノトーン基調の車体との一体感を狙っている。ドアミラーカバーはカーボン製とし、細部までスポーティさを積み上げている。
マフラーはアドミレイション製で、カーボンルックのカバーが付く。アンダー部からの出幅を稼ぐため、テールを延長する加工が加えられている。焼け色をまとった4本出しのテールが、リアビューの迫力を高めている。
足まわりはイデアルのエアサスと大径ブレーキ! グリーンキャリパーが差し色に
着地スタイルを支えるのはイデアルのエアサスである。フェラーダの20インチ(F・R 20×9・35)を履き、タイヤはサイレンの225/35を組み合わせる。
細身のホイールスポーク越しに見えるのが、同じくイデアル製のブレーキシステムだ。フロントは381φローターに8ポットキャリパー、リアは356φローターに6ポットキャリパーという大径仕様である。ホイールのインナー部にバツバツに詰まった収まりが、見る者に迫力を伝える。
キャリパーはビビッドなグリーンで塗られ、シルバーのホイールとホワイトの車体のなかで鮮やかな差し色として効いている。ロゴはあえてトムスに変更し、スポーティな雰囲気を演出している。

インテリアもテーマはスポーティさだ。インパネにはカーボン調のアクセントを追加している。CVTのセレクターレバーはアクア用を流用し、赤く灯るシフトノブが運転席まわりのアクセントになっている。ステアリングはコンビタイプへ、オーディオはカロッツェリアとロックフォードで固めている。
「シンプルに目立つ! を目指して作ったスタイルを見て下さい」
“I”さんはそう語る。パーツの少なさというハンデを嘆くのではなく、限られた素材を自らの手で磨き上げ、唯一無二のスポーツルックへと昇華させた。1台と真正面から向き合う“I”さんの姿勢が、このプリウスαの説得力を裏づけている。
































