実用性と写真映えを両立する! エコカーを美しく仕立てる手法
エコな優等生として街中に溢れるハイブリッドカーが、見る者の目を奪うスマートなスポーツフォルムへと変貌を遂げた。環境性能の高さが魅力のトヨタ「プリウスPHV」をベースに、エアサス(空気の圧力で車高を調整するサスペンション)やワンオフ(特注品)パーツを駆使してカスタムを楽しんでいるのが、“ツカちょり”さんの愛車だ。「低さは武器であり、上品さは美学である」というオーナーの熱いこだわりが詰まった、極上のカスタム哲学を紐解いていく。
ワンオフパーツを駆使してスマートに個性を演出する
エアサスを核に、緻密な作り込みで完成度を高めた“ツカちょり”さんのトヨタ プリウスPHV。フロントのエアロパーツはシルクブレイズ製を採用し、サイドやリアには汎用品を組み合わせてブラックで統一している。これにより、GR(トヨタのスポーツブランド)のキャラクターを崩さず、スポーティかつ上質なスタイルへと昇華させた。
さらに、ヘッドライトには純正のプロジェクターライトに呼応するように、ワンオフの4連USサイドマーカー(アメリカ仕様の側面車幅灯)風の加工を施し、スマートに個性を演出している。リアウイングもプリウスPHVオーナーに多くのファンをもつプライベートファクトリーの「みのちゃん工房」での型取りによるワンオフ製作であり、反り上がるデザインを採用することで理想のスタイルに導いた。
リアのボトムは両端だけに留め、外側に向けて配置されたマフラーがインパクトを与える。このマフラーはブリッツ製をベースに、カッターの部分をワンオフで製作したものだ。90Φ(直径90mm)の出口と、チタンルックの色合いが美しい。

20インチのアメ鍛ホイールを収めるこだわりの足まわり
足元には、他の人もあまり履いていないレアモノとして、アメ鍛(アメリカ製の鍛造ホイール)であるフォージアートを奢っている。20インチ(フロント=20×10J・-37 リア=20×10J・-35)という大径サイズを選択し、他車とは一線を画す存在感を獲得した。個性をアピールするには最適なアイテムである。
この20インチで35扁平(タイヤの断面幅に対する高さの比率が35パーセント)の大径セットを成立させるため、インナー加工(タイヤハウス内の加工)とフェンダーの叩き出しを敢行している。全下げフォルムを実現しつつ、着地時には前後7度のナチュラルキャンバー(車輪の傾き)でエレガントにまとめた。
実用性と写真映えを両立させたエアサスペンションを採用する
サスペンションには、エアメクスト製のエアサスをチョイスした。エアタンクやマネジメントシステムはラゲッジスペースに設置し、コンプレッサーは2基投入している。
以前はダウンサス(車高を下げるスプリング)を装着していたそうだが、エアサス化したことにより実用性が高まっただけでなく、より写真映えするようになったことも嬉しいポイントだという。実用性と表現力を手に入れた、完成度の高い1台である。





































