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スカイライン「GT-R」を600馬力に! HKSの次世代「RB26」用パーツがベールを脱いだ! コンプリートエンジン「RB30」も市販化決定!!〈PR〉

スカイライン「GT-R」を600馬力に! HKSの次世代「RB26」用パーツがベールを脱いだ! コンプリートエンジン「RB30」も市販化決定!!〈PR〉

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TEXT: GT-R Magazine 野田航也  PHOTO: 大西 靖/AMW編集部

2996ccを実現する「RB30」がついに市販化!

さらに、HKS渾身のコンプリートエンジン、「RB30」がいよいよリリースされる。

同社ではすでに「ステップ0/ステップ1/ステップ2/ステップ3/ハイレスポンス」という計5タイプのRB26用2.8Lキットをラインナップしているが、今回追加される「3.0Lステップ3」は、純正ブロックのままでノーマル+11.3mmの84.0mmというロングストロークを実現。画期的かつオンリーワンの技術と言っていい。

RB26は純正ブロックでの限界が1mmボアアップ(87φ)の2771cc(2.8L)と言われている。3.0L化するには輸出用のRB30ブロックを用いるか純正ブロックのハイデッキ化(嵩上げ化)、もしくはブロック自体をビレットで新設するしか方法がなかった。

HKSが今回採用したのは、ピストンを分割式の2ピースとすることでピン位置をトップ側にズラし、コンロッド中心間距離を6.0mmプラスするという方法だ。これにより、ハイデッキ化することなくコンロッド長を稼ぎ、連桿比も大きくすることができている。

かつて、HKSではレース用のピストンとして2ピースを手がけたことがあるものの、市販品としては初の試み。高温/高負荷下で高速運動をするピストンは、非常に高いレベルでの強度と精度が求められる。それを分割式とするには、高い技術力が求められるのは言うまでもない。

2022年夏を予定していた市販化が遅れたのは、エンジンベンチおよび実車でのテストでの検証と対策に時間を要したからだという。ベンチでは全負荷で900ps/最高回転数9000rpmという過酷なテストを実施。その後、エンジンを分解し、各部を細かく検証するという作業を積み重ねてきた。

「一次試作ではピストンのピン穴に数十ミクロン単位の微少な変形が確認できました。それを受けて、ピストン内側の剛性を見直し、肉厚を増して当たり面を最適化した二次試作品を新規製作し、問題をすべてクリアできことでようやく市販に漕ぎ着けました」と語るのは、同社でエンジン開発を担当する高橋孝吉氏。

2ピース構造のピストンという特殊性もあり、パーツ単体でのキット販売ではなく、ベア状態のコンプリートエンジン「RB26 3.0L ステップ3 Vカム」と腰下のみのショートブロック「RB26 3.0L ステップ3」としてリリース。組み立てはすべてHKS本社の熟練工が手がけ、ブロックやヘッドなどの純正部品はすべて新品を使用。バリ取りや各部研磨/加工などを施した完成形として出荷される。

■コンプリートエンジンのスペックを詳しく知りたい人はこちら

VR38用の4.3L STEP Proは待望の単品キットも新設定

同様にR35のVR38用「4.3L ステップPro」にも新ラインナップが加わった。従来はコンプリートエンジンのみでの販売であったが、キットの「BCD」も販売開始。組み込みには強度アップのためピン部のスミRを拡大している専用クランクに合わせたメタル加工などが必要となるが、各チューナーからの要望に応える形で設定を追加したという。

今年で創立50周年を迎えるHKS。RB26/VR38ともに、GT-Rのパーツ開発にはこれまで以上に力が入っていることが窺える。

■HKS(エッチ・ケー・エス)
https://www.hks-power.co.jp/

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