ハイメカがギュウギュウに詰め込まれていたアルトワークス
順序でいうと2番目となったアルトワークスは、1987年2月の登場。このクルマもまず2代目アルトの世代でアルトターボ(1985年年9月)を発売、追ってアルトワークスが登場という流れだった。「Riding Hi,WORKS」と大胆にコピーが記されたカタログに載っているアルトワークスの姿は懐かしいものだが、このクルマの魅力は、とにかくハイメカニズムがギュウギュウに詰め込まれた……そんなところにあった。
64ps/7.3kgmを発揮した搭載エンジンは、当時のレギュレーションどおりの543ccながら1気筒あたり吸気2、排気2の4バルブとしたツインカムで最大過給圧0.9kg/cm2の水冷式ターボチャージャーを採用。さらにEPI、ESA(電子進角)システム、水冷式オイルクーラー、クラス初の白金スパークプラグなども採用していた。
30mmローダウンされた専用サスペンション、市販車ではクラス初の2ピース構造のアルミホイール、145/65R13 69Hタイヤ(アドバン、ポテンザ)も投入。さらにビスカスカップリング採用のフルタイム4WDも設定し、インテリアでは左右非対称フルバケットシートの採用など、まさに走りにこだわるマニアの垂涎の的……といったスペック、仕様をモノにしたクルマだったのである。
もう1台、1989年3月に三菱から市場投入されたその名も「ミニカ ダンガンZZ」も忘れられないモデルだ。突っ走らないワケがない……そんな車名もインパクトがあったが、驚かされたのはそのスペックで、エンジンは何と市販4輪車で世界初の5バルブ(吸気3、排気2)DOHCを搭載。これにクロスフロータイプのインタークーラーを備えたターボチャージャーを組み合わせて、64ps(ネット)/7.6kgmを叩き出していた。クラス初の165/60R12 70Hタイヤ(アドバン)、トリプルテールパイプなど、とにかく威勢のいいクルマだった。
それとスバル「ヴィヴィオ」に設定されたRX-Rも見逃してはならないモデルだ。登場は1992年3月のことだったが、このモデルで非常にユニークだったのは、ライバル車にはない4気筒DOHC16バルブエンジンにスーパーチャージャーを組み合わせて搭載していた点。スーパーチャージャーはターボに対して低回転域からのレスポンスのよさでアドバンテージをもっていた。またサスペンションもフロント:ストラット、リヤ:デュアルリンクストラットの4輪独立とし、ビスカス式フルタイム4WDも採用することでハンドリングと乗り心地も両立させていた。
フロントブレーキに13インチ大径のベンチレーテッドディスクブレーキが奢られるなど、スバルらしい走りへのアプローチが光るモデルになっていた。















































